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ドイツから帰国したばかりの日本人が驚いた!新潟県民が愛してやまない、絶品すぎるお菓子って?

  • 2024.4.21
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筆者撮影

ドイツから帰国した筆者が驚いたことのひとつが、日本でどんどん進化しているドイツ菓子バウムクーヘン。バリエーションの豊富さとおいしさに感動しながらあちこち食べ歩いています。

今回訪れたのは新潟県南部の魚沼。八海山のふもとで地元の名産品を使った絶品バウムクーヘンに出会いました!

自然の中のおいしいテーマパークへ

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筆者撮影

最寄り駅からタクシーで約10分。のどかな田園風景に旅情をかきたてられながらたどり着いたのは、八海醸蔵が手がける複合施設「魚沼の里」。自然をいかした広大な敷地に酒蔵や食事処、ショップなどが点在し、魚沼の恵みをいかしたグルメを味わったり、雪国の文化を体験したりできるテーマパークです。まるでひとつの村みたいに広く、どこからまわろうかワクワク!

絶対喜ばれる!絶品バウムクーヘンの秘密

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筆者撮影

まず向かったのはお菓子処「さとや」。甘い香りの漂う方へ行ってみると、ガラス張りのキッチンでお目当てのバウムクーヘンがぐるぐると焼かれているところでした。

ドイツでお菓子工房を取材したことがあるのですが、生地を一層ずつかけながら焼き上げるバウムクーヘンは高度な技術が必要とされるお菓子。作る様子を目の前で見られるなんて貴重な機会です。

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筆者撮影

2階の喫茶スペースで2種類のバウムクーヘンをいただきました。酒粕が入った「さとやバウム」(画像左奥)は那須の御養卵や自家製アーモンドペースト、こしひかりの米粉など、こだわりの素材を使って焼き上げられます。八海山の酒粕が練りこまれた生地は、風味豊かで優しい味わい。ふんわりしっとりとしていて、いくらでも食べられそう。

八海山の山並みと雪をイメージしたという「八海棒夢(はっかいばうむ)」(画像右奥)は、でこぼこした形がまさに山並みのよう。一口食べると、八海山大吟醸を使用した表面のグラスと香ばしいキャラメル風味の生地がひとつになって絶妙のおいしさが広がります。これは大人の贈り物や手土産に喜ばれそう!

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筆者撮影

窓の外に広がる里山の風景もごちそう。日本酒とバウムクーヘン。古くから受け継がれてきた食文化が出会って生まれた、新しい味わいをかみしめながら贅沢な時間を過ごしました。

見て、飲んで、食べて楽しめる魚沼の里

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筆者撮影

魚沼の里には、米・こうじ・発酵をテーマにしたショップやキッチン雑貨店のほか、そば屋さん、社員と同じメニューがいただける「みんなの社員食堂」、クラフトビールの醸造所などユニークな飲食店もたくさん。

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筆者撮影

ハイライトは、なんといっても貯蔵施設「八海山雪室」の雪中貯蔵庫見学ツアー。この貯蔵庫では、冬のあいだに降り積もった1,000トンもの雪を積み上げ、冷気を利用してお酒や野菜、お菓子などを冷やしているんです。雪国ならではのエコな知恵に感服!

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筆者撮影

ガイドツアーの後はお楽しみの試飲。日本酒に始まり焼酎やウイスキー、梅酒、本みりんまで一通りいただきました。甘酒だけでも4種類あったのですが、こんなにおいしい甘酒を飲んだのは初めて!香ばしい玄米甘酒は毎日飲みたいくらい気に入りました!

いや~楽しかった!やさしい自然と人々、グルメを五感で堪能し、心身ともに癒やされた魚沼の里。次回は丸一日かけてゆっくりと散策や食事を楽しみたいです。

施設情報

◆施設名:魚沼の里
◆所在地:新潟県南魚沼市長森
◆電話番号:0800-800-3865(お客様相談室 平日9:00~17:00)

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています



筆者:坪井由美子(TwitterInstagramBlog
ドイツ暮らし10数年の食いしん坊ライター。旅や食文化の記事を日本の新聞やウェブメディアなどで執筆。暮らすように旅をしながら世界あちこちで出会った面白エピソードを発信していきます!