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「あれ…誰だっけ?」相手の名前が思い出せないとき、自然に名前を聞き出す方法

  • 2023.9.10
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chaponta/shutterstock.com

初対面ではないはずの相手の名前をその場ですぐに思い出せなかった、なんて経験はありませんか?

相手から「ご無沙汰しております」「この間はどうも」と声をかけられても、心の中では「あれ…誰だっけ?」と思いながら、必死に名前を思い出そうとしたことがある方もいるのではないでしょうか。特に、コロナ禍でオンラインでしか面識がない人が増えた影響もあり、筆者はこのようなお悩みをよく聞くようになりました。

仕事で相手の名前を忘れてしまうことは避けたいところですが、人間ですから誰にでも起こり得ることです。今回は、相手の名前を思い出せなかったときに失礼にならない対処法を伝授します!

実は、これからお伝えするテクニックは、かの有名な著名人が使っていたと言われる方法でもあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

テクニックその1.名刺をもう一度交換する

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takasu/shutterstock.com

名前を思い出せない場合は、相手ともう一度名刺交換をするのが一番おすすめの方法です。

一度お渡してしているのに、また渡すのは失礼では?と思うかもしれませんが、ポイントはただ渡すのではなく一言添えること。

  • 「新しい名刺をお渡ししていなかったかもしれないので…」
  • 「名刺のデザインが新しくなりました」
  • 「役職が変わったので」

もし相手から「変わっていなかったですよ」と言われても、「申し訳ありません。○○様にお渡ししていた名刺はすでに新しいものでしたね」と言えば、角も立たなく円滑に会話をすすめることができます。言い方ひとつで名刺交換の失礼は回避できますので、ぜひ使ってみてください。

テクニックその2.最初に自分の名前を名乗る

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metamorworks/shutterstock.com

最初に自分から名乗る方法です。相手も自然とあいさつを返す形で名乗ってくれる可能性があります。ポイントは、「改めまして」などとクッション言葉を利用することです。

「改めまして、本日担当します〇〇です。よろしくお願いいたします」

もし名前の返答がなかった場合には、さりげなく「間違いがあっては失礼ですので、念のため、お名前はどのような漢字を書くのか教えていただけますか?」と合わせて聞く方法もあります。珍しい名前だった場合は、話が広がる可能性もありますので覚えておきましょう。

テクニック3.名前を忘れたら「田中角栄式」で確認しよう!

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fizkes/shutterstock.com

突然、何の話をしているの?と思いますよね。元首相の田中角栄は、伝説の“人たらしの天才”と言われていました。そんな彼も人の名前を忘れてしまうときがあったそうです。

彼が相手の名前を忘れた際は、「君の名前は?」と単刀直入に聞いていたそう。相手がそれに対して「鈴木です」という返答をしたとします。すると彼は「それは分かっている。下の名前を聞いているんだ」と返して、名前を聞き出していたそうです。

このテクニックを私たちが使う場合のポイントは、

「先日、お会いしたときに名字はお聞きしたのですが、下の名前を含めてもう一度、おうかがいしてもよろしいですか?」

などと、「上の名前は覚えているのですが」という雰囲気を出しながらすぐに下の名前を聞くと、自然な流れになります。ぜひ、試してみてくださいね。

相手を傷つけない名前の聞き方を覚えておこう

名前を忘れてしまうことは誰しもあることですが、相手を不快にさせることはなるべく避けたいですよね。相手の名前を覚えることはビジネスでも大事なこと。

もしどうしても相手の名前が思い出せない場面に直面したら、今回ご紹介した方法を思い出してくださいね!

 

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ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集:TRILLニュース