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「今すぐやめて!」印象が悪くなる絶対NGな話し方3選

  • 2023.9.12
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会話の中で、「この人と話していると気分が滅入る」「できるだけ会話をしたくないな」「なんだかすごく疲れる」と感じたことありませんか?そう感じたら、“相手を不快にするNGな話し方”をされている可能性があります。

NGな話し方をしていると、人間関係がこじれる原因に。同じ目的の言葉を伝えるにしても、話し方や言い方ひとつで相手に与える印象は180度変わります。

今回は、相手を不快にするNGな話し方をご紹介します。自分が当てはまっていないか、今一度確認してみてくださいね。

【NGな話し方1】否定的な言葉が多い

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aijiro/shutterstock.com

多くの人が無意識のうちに選んでしまいがちな否定的な言葉は、相手を不快な気持ちにさせています。マイナス要素が入っている否定的な言葉を会話の中でされると、そのときは気づかず、会話が終わった後に「なんだか疲れたな」と感じるパターンが多いんです。

よく使われがちな否定的な言葉として、「どうせ」「いや」「でも」が挙げられます。これらの言葉は日常の会話で使いやすいため、無意識のうちに使いがちですが、会話の内容自体もネガティブな方向へと進んでしまうことがあります。無意識のうちに相手を不快にしてしまったり、疲れさせてしまったりするため、普段から使わないよう意識していきましょう。

〈例〉

  • 「あの人はどうせ、仕事のスピードも遅いよ」→「仕事が丁寧な人だよね」
  • 「でも、部下には甘いよね」→「部下を信頼している証拠だね」

同じ意味でも、言い方によって印象が全然違いますよね。できるだけ好印象を与えるために、肯定的な言葉に言い換えるようにしてみてください。

【NGな話し方2】強い口調で上から物事を指図する

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chaponta/shutterstock.com

会話の中で「高圧的な話し方をされているな」と感じたことはありませんか?それ、実は自分も同じことをしている可能性があります。良かれと思い、友達などにアドバイスをしている人は要注意です。

話し方が高圧的だったり、強めの口調だったりすると、アドバイスされている側は「指図されている」「怖い」と感じてしまう恐れがあります。相手から、疲れる話し相手という印象を持たれてしまうかもしれません。

〈例〉

  • 「次からその話し方、やめてくれる?」
    「その言葉、相手によっては悲しい気持ちなると思うよ」
  • 「忙しいだろうからこの業務しなくていいわよ」
    「今回は、○○さんの手を煩わせずに済みそうだよ」

伝えにくい内容をそのまま表現すると、高圧的な印象になりがちです。ポイントは、相手を思いやっていることが伝わる表現にすること。相手の意見や気持ちを受け入れている、ということを含ませると、やんわりと伝えられますよ。

【NGな話し方3】助詞に気を遣わない

助詞とは、「~は」「~も」など自立語について関係を示したり、意味を添えたりする単語です。「てにをは」は言葉をつなぐ助詞の総称のことを意味します。日本語は繊細な言語なので、一文字違うだけで意味が大きく変わることがあります。

〈例〉

  • 「仕事は、できるよね」→「仕事も、できるよね」
  • 「人を褒めるのが、上手いよね」→「人を褒めるのも、上手いよね」

    微妙に意味合いが異なるのが、分かるでしょうか?

「は」と「も」の違いですが、「仕事は」と言ってしまうと、他の要素はダメだという意味に捉えられる可能性があります。しかし、「仕事も」と言えば、他の要素もよいという意味に捉えられます。こういった細かい点によって、無意識に他人を傷つけている可能性があるので気を付けましょう。

「話していると明るくなる!」と思われる人を目指そう

心当たりのある方は、今からでも少しずつ意識的に改善することが大切です。意識するだけで印象が少しずつ変わり、周囲からの評価も変わり始めるはずです。

しっかりと相手の言葉を聞き、相手の立場に立って考え、会話をしてみてください。前向きな発言を加えることで「この人と話していると明るい気分になる」と好印象を持ってもらうことができますよ。

 

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ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集:TRILLニュース