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「正しそうだけど…間違ってます!」【要注意】“本当はNGな言葉遣い”3選

  • 2023.9.13
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「丁寧に」「失礼にならないように」と気を付けながら敬語を使っていても、使い方を間違えていたり、何気なく使っている言葉が実は失礼にあたる言葉遣いだったりすることがあります。

知らずに失礼な言葉を使って取引先や上司を怒らせないように、ビジネスで使うNG用語は早いうちに覚えておきましょう!

今回は、目上の方に対する敬語の中から、正しそうだけど実は間違った言葉遣いをクイズ形式でご紹介します。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

Q1.上司の体調が悪そうです。「大丈夫か」確認をするときの正しい声掛けはどれ?

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  1. 「顔色があまりすぐれないようですが、どうかいたしましたか?」
  2. 「顔色があまりすぐれないようですが、いかがなさいましたか?」
  3. 「顔色があまりすぐれないようですが、大丈夫でしょうか?」

 

答えは、「2」
「顔色があまりすぐれないようですが、いかがなさいましたか?」

上司や目上の方の体調や状況を聞きたい場合、正しい敬語として「いかがなさいましたか?」を使います。注意したいのは「どういたしましたか?」という言葉。誤用する人も多く、誰かが使用していても、あまり違和感がないかもしれませんが、目上の人などに使うと失礼になりますので、覚えておきましょう!

Q2.「今、何と言ったか」を尋ねる場合の正しい聞き方は?

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  1. 「今、何とおっしゃいましたか」
  2. 「今、何と申し上げましたか」
  3. 「今、何とお申しになりましたか」

 

答えは、「1」
「今、何とおっしゃいましたか」

目上の人の場合、「言う」の尊敬語「おっしゃる」を使います。「申す」「申し上げる」は「言う」の謙譲語となりますので、へりくだって伝える場合に「今、(私が)申し上げた…」といったように使いましょう。また、クッション言葉をプラスして用いるとより丁寧になります。「恐れ入りますが、今何とおっしゃいましたか」など使うとさらに好印象となります。

Q3.目上の方を褒めたい場合の言葉は?

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  1. 「さすがですね」
  2. 「感心しました」
  3. 「お上手ですね」

 

答えは、「すべて不正解」

つい「さすがですね!」と言いたくなる場面があるかと思います。丁寧な印象の褒め言葉として、使いやすそうですが、実は「上司を褒める」こと自体がNG行為となります。褒めるということは、評価をすることにあたるため、目上の方に対する敬語としては不適切な言葉となります。

この場合、「褒める」のではなく、「ありがとうございます」「勉強になります」などの言葉で「感謝」や「尊敬」の気持ちを伝えましょう。「部長には頭が下がります」などと言い換えた言葉も誤解を与えずに伝わります。

間違い敬語に注意して!

気付かずにNG敬語を使っていた方もいたのではないでしょうか。正しい敬語表現を使うことで、心地よいコミュニケーションを図ることができ、信頼関係の構築にもつながります。間違った敬語表現を使わないよう、この機会にご自身の言葉遣いを振り返ってみてくださいね。

 

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ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集:TRILLニュース