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良かれと思ってやってない?実は失礼な、食事の場での“NG行動”5選

  • 2023.9.1

新型コロナウイルス感染症の分類がインフルエンザと同じ5類に引き下げられ、会食の場が増えてきた方も多いのではないでしょうか?最近、「久しぶりの大人数での会食だ!」という気分が高まっている声を耳にすることが増えたように感じます。

しかし、最低限のマナーに気を付けながら楽しまないといけないのが、ビジネス会食のポイントとなります。

今回は、会食の場でのNG行動についてご紹介。良かれとやっている行動が、実は少し間違っている場合もあるので確認してみてくださいね!

【NG行動1】乾杯時に目上の方のグラスより高くあげる

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RRice/shutterstock.com

正しいマナーは、
目上の方のグラス位置が上にくるよう、自分のグラスは下から差し出す。

乾杯時は、まだお酒を飲んでいない状態のため、特に注意が必要な場面です。気持ちが高揚してしまいついつい乾杯で気が抜けがちですが、乾杯の際には、目上の方のグラスよりも自分のグラスを低い位置にするのがマナーの基本となります。また、グラスは両手で持つようにしましょう。片手持ちは絶対にNGです!

【NG行動2】お互いのシャンパングラスをカチンと合わせて乾杯する

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TnkImages/shutterstock.com

正しいマナーは、
グラス同士をぶつけずに乾杯する。

グラス同士をぶつけて音を立てる乾杯は、グラスが傷ついたり割れたりする恐れがあるため、基本的には避けるようしましょう。特に、ワイングラスは割れやすいため注意してください。

しかし、乾杯をする相手がグラスを合わせてきた場合、同じように合わせるのもマナーとなります。「どっちが正解なの?」と悩んでしまうかもしれませんが、もしもグラス同士をぶつけないようにあなたがグラスを遠ざけてしまうと、相手の気持ちを無碍にしてしまい相手に恥をかかせてしまう可能性があります。

相手の立場に立って行動することもマナーのひとつ。相手の立場やふるまい、言葉に応じて、相手に合わせた行動を取れる方はマナー上級者です。

【NG行動3】こぼれないように手皿をする

正しいマナーは、
懐紙を使う。もしくは、小皿や口に入る大きさにして食べる。

意外とやってしまいがちなNGマナーのひとつが、左手を食べ物の下に添える動作「手皿」だと思います。上品だと思って行っている方も多いのではないでしょうか?しかし、手皿はマナー違反なので覚えておきましょう。

垂れそうな場合は、左手を直接添えるのではなく、左手で懐紙を持って受け止めるようにしましょう。懐紙がない場合には、小皿などで対応します。懐紙を常備携帯している人はなかなかいないため、用意しておくことで相手に好印象を与えることができ、マナーがあり品格のある方だと思ってもらえるでしょう。

【NG行動4】グラスが空いたからとお酒を注ぐ

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mapo_japan/shutterstock.com

正しいマナーは、
「お注ぎしましょうか?」「ビールはいかがですか?」「なにを飲まれますか?」と必ずひとこと添えてから注ぐ。

上の立場の人に対してお酒を注ぐことも飲み会マナーのひとつですが、グラスが空きそうになったからといって、勝手にグラスに注ぐのはマナー違反です。相手のペースもありますし、別の飲み物を頼みたい場合もあります。相手を気遣いながら注文を取ると、とても好印象です。

【NG行動5】食べ終えたお椀の蓋を裏返して重ねる

正しいマナーは、
蓋を元通り戻す。

椀物を食べ終わった後、蓋を裏返しにしておくと食べ終わりのサインになると聞いたことがある方も多いかと思います。実は、裏返して椀と重ねるのはNGマナーなんです。

器が傷つく原因にもなるため避けるのが正解となります。食べ終わったら、蓋を元通りにしましょう。ちなみに、手皿の代わりに蓋を受け皿として用いることはOKです。

会食マナーを身に付けて!

意外と知らない、会食の場でのマナーですがその一つひとつの行動があなた自身の品格につながります。これから秋のシーズンとなり接待や会食など何かと参加する機会が多くなる季節、その場に応じた対応や相手を思いやる行動ができたらとても素敵です。

ぜひ、マナーを守りながら楽しんで会食に参加してみてくださいね。

 

※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集:TRILLニュース