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「13×15」を暗算で解けますか? 2桁の掛け算でも“一瞬で解ける方法”を解説!

  • 2023.8.18
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日本の学校では、小学校2年生で九九を習います。9×9までの計算であれば、ほぼ一瞬で暗算ができることでしょう。

「インド人は19×19までのかけ算を覚えている」なんて言う話を聞いたことがあるでしょうか。これはインド人だけが特別に計算が得意というわけではなりません。

実は、2桁のかけ算でも、コツさえ知っていれば誰でも暗算で解けるようになります!

問題

13×15を暗算で計算しなさい。

2桁の計算になると、筆算を思い浮かべるでしょうか。

「まずは、5×3をして、次は5×1で繰り上がりがあるから・・・」

確かに、やり方は正しいですが、計算が苦手な人からすると難しく感じますね。

 

まずは、答えを確認しておきましょう。

答え:195

解説

では、この2桁の計算をどのように考えるのかというと、面積をイメージするのです。

そして、計算のしやすい「10×◯」の形に組み替えてしまいましょう。

【1】
13を「10と3」、15を「10と5」と分けます。すると、長方形は4つの部分になります。

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【2】
次に「10×3の長方形」を移動させます。同じ10の長さがあるので、ぴったりですね。
15+3=18

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【3】
すると、大きい長方形と小さい長方形になりました。大きい長方形は10×18=180と、とても簡単な計算です。小さい長方形は5×3=15です。

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したがって、180+15=195となりました。

繰り上がりなどの計算もなく、簡単に求めることができましたね。

これは19×19までの計算であれば、すべて同じ考え方で計算することが可能です。

 

次は図を書かずに、計算をしてみましょう。

14×17を暗算で計算しなさい。

一方の数の10をこえる分を、もう一方に足す。
17+4=21
(この計算が、長方形を移動させて、大きな長方形を作ったところです)

大きな長方形は、10×21=210

下に残っている小さな長方形は4×7=28

したがって、210+28=238

答え:14×17=238

まとめ

慣れないうちは少し難しく感じるかもしれませんが、コツさえ掴めば暗算でも計算できるはずです。

ポイントは、暗算のしやすい「10×◯」という形を作ること!

これをマスターすれば、あなたも計算の達人になれます!!



編集:TRILLニュース

文・監修:SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。