パソコンの掃除、なにでしてる？あなたのやり方【NG】かも！？

パソコンの本体や液晶ディスプレイ、キーボードは、意外と汚れやすいですよね。パソコンを使う頻度が高いと、除菌して使いたいと思っている方も多いのではないでしょうか？

しかし、パソコンをきれいにしたいからとタオルやペーパータオルなどでゴシゴシ拭いてしまうと、表面に傷が付いてしまいます。

そこで今回は、富士通クライアントコンピューティングが提唱している“正しいパソコンの拭き方”をご紹介します！

筆者はパソコン本体の汚れが気になったとき、タオルでササッと拭いていました。でも、実はこの方法は、パソコンの表面に傷をつけてしまう可能性があるのでNGなんです！

確かによく見ると、筆者のパソコンにも小さな傷が…。

同様に、キーボードやマウス、液晶ディスプレイなども、タオルで拭くのはNGです。

用意するものは、アルコール消毒薬（消毒用エタノール）、マイクロファイバー布、使い捨て手袋です。無水エタノール、エタノール、エチルアルコールなど、アルコール濃度の高いものは使えません。

アルコール消毒薬（消毒用エタノール）は、アルコール濃度 76.9～81.4vol%のものを使いましょう。

拭き掃除をする前に、パソコン本体の電源がオフになっていて、コンセントから外れていることを確認しましょう。接続しているケーブルや周辺機器、メディアなどもすべて取り外します。

準備ができたら使い捨て手袋を着用し、アルコール消毒薬をマイクロファイバー布にしみこませ、余分な水分を絞ります。

まずはパソコン本体から。軽くゆっくりと拭き取るだけで、すっきりきれいになりました！

汚れがひどい場合は、マイクロファイバー布に、水または水で薄めた中性洗剤を含ませて固く絞って拭き取るといいようです。

マウスも、やさしく全体を拭きあげるときれいになりました。汚れがひどい場合は、パソコン本体と同じ方法で拭き取りましょう。

続いてキーボードを拭きます。力を入れずやさしくキーを拭くのがポイントです。

キーの間に入り込んだほこりは、柔らかいブラシなどを使って取り除きましょう。キーの間のゴミを吹き飛ばして取ると、キーボードの内部にゴミが入って故障の原因となるので注意してください。

そして、液晶ディスプレイです。爪や指輪などで、画面に傷をつけないように注意しましょう。軽くゆっくりと拭いていっただけで、ほこりや手アカが見事にきれいに拭き取れました。

なお、アルコール消毒薬による清掃ができるのは、パソコン本体、マウス、キーボード、液晶ディスプレイ、タッチパネルとなっています。

Webカメラは曇りが生じる原因となるため、アルコール消毒薬や水の使用はできません。Webカメラを清掃したい場合は、乾いたマイクロファイバー布でほこりや汚れを軽く払い、やさしく拭き取ってください。

アルコール消毒薬による清掃のあとは、仕上げに乾いたマイクロファイバー布を使って、消毒薬が残らないように拭き取ります。拭き終わったら、手袋を外してすぐに手を洗いましょう。

しっかりと乾かしてから、パソコンの電源を入れてくださいね。このやり方で拭いたパソコンは、見違えるようにきれいになりました！

マイクロファイバー布とアルコール濃度 76.9～81.4vol％の消毒液を使ってパソコンをきれいにする方法をご紹介しました。ラクだからと、布・タオル・ペーパータオルを使うのはNGですよ。

パソコンの汚れが気になっている方は、ぜひ試してみてくださいね。

参考：富士通クライアントコンピューティング株式会社「パソコン製品の消毒と清掃について」