強く、長く、太く。まつ毛の健康を考え抜いたまつ毛美容液。&Beauty キレイの理屈 〈FTC〉

コロナ禍を経て人気が再燃しているまつ毛美容液だが、このブームを先駆けたのが〈FTC〉のまつ毛美容液ではないだろうか。いうまでもなく、美容家でもある君島十和子さんが代表を務め、開発もしているブランド。変わらぬ美しさをキープする彼女のケア方法は、メディアでも常に話題だ。
目の印象で大きな役割を果たすまつ毛だが、マスカラやまつエクにしても、まつ毛自体が健康でなければ意味がない、と君島さんは考え、10年前からまつ毛美容液の開発に取り組んできた。まつ毛美容液は、海外製品やクリニックのものなども含め、まつ毛は伸びるが、目元の周囲が色素沈着するなど、副作用があるものも多かった。そんななか、安全性は担保しつつ効果のあるものを、と開発したのが1代目。これが人気を博し、より多くの人に使いやすくするためにブラシを改良した2代目が2021年。こだわり抜いたのが毛根部分へのアプローチ。この部分が目元のエイジングに深く関わることに着眼し、毛根を取り巻く環境、毛周期に働きかけるために厳選したエキスを配合。
すでに〈FTC〉のスキンケア製品にも配合されているおなじみの抗酸化成分、毛根の環境を守り抜く100％植物由来のナチュラルフラーレンをはじめ、毛細血管にアプローチする沖縄産のヒハツエキス、毛を抜けにくくするヘアグロージュ、毛乳頭細胞のことを考えて配合したビワ葉エキスなどが、まつ毛の毛周期のサイクルに働きかけ、強くする。目に入りにくく、まつ毛に塗ることでじんわり浸透する粘度に調整して、継続しやすい使用感を追求しているのも特筆すべき点だろう。
「歯ブラシの横に置いて、朝、晩、塗り忘れないように使ってほしい」と君島さんならではのアドバイスもさすがだ。つけ始めて、3日間でハリ感を感じ、2週間経つとマスカラの塗る量が増える、と具体的な声も多く届いているそう。君島さんは製品開発にあたり、「安心安全で、これまでなかったような、日本人ならではの感性が生かせるものを作る」という信念を持っているが、まさにまつ毛美容液はその代表の一つ。「美容家である立場を生かし、多くの製品を見てトレンドを察知しながら、様々な人のニーズを製品に落とし込んでいきたい」と語る君島さん、この視点があるからこそ、これだけの支持を集めるのだろう。

文／久保直子
くぼ・なおこ／ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法（フィトテラピー）をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 117 2023年9月号「&Beauty」に掲載されたものです。