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【小倉北区】入館料無料!紫川を通して自然環境と防災を学べる「水環境館」

  • 2023.7.25

こんにちは。地域特派員のAimeeです。

今回は北九州市小倉北区にある、水環境館にお邪魔してきました。いつも地元の人や観光客で賑わっている水環境館。どんな施設なのか、どういった目的で作られたのかという話は一旦置いておいて、まずは館内をご案内~!

カワカワカフェ
出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

階段を降りていくと、まず目に入るのがこちらのカフェカウンター。水環境館は「カワカワカフェ」という名のカフェを併設していて、館内での飲食が可能なんです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

おすすめはアイスグリーンティー(300円)とカワカワパン(100円)、そして南北堂の全粒粉おからのクッキー(330円)だそう。ホットコーヒーは豆から挽くこだわりようで、お願いすればハンドミルで挽かせてもらえたりもする。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web
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カワノリパンは、注文するとその場でリベイクしてくれます。皮はパリッパリだし、ほんのり塩気があって美味しい。

出典:リビングふくおか・北九州Web
人気のお土産

カワカワカフェの横は館内ショップ。たくさんお土産が並んでいますが、人気1位はこちらの「4Dパズル」シリーズ。スタッフさんいわく、ものすごく売れているそうです!

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらの「ちょこっと実験箱」シリーズも、お子さんに大人気とか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

本物のアコヤ貝から真珠を採取する「真珠缶」も人気商品で次々売れていくそう。なお、貝はたべられません。

出典:リビングふくおか・北九州Web

流木は、これを目当てに来館する人がいるほど。DIYや、アクアリウム用に購入していくらしいですよ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

人気商品とおすすめ商品は別なのでは?と思い、スタッフさんの推し商品を聞いてみました。おすすめその1!海のなかまのキュートなデザインが目を引く「豆皿」!

出典:リビングふくおか・北九州Web

おすすめその2!水環境館スタッフの「かいくん」ことフクダさんが手描きした水生生物のオリジナルポストカード!右下には水環境館のロゴが入っています。そしてとても絵が上手い!

出典:リビングふくおか・北九州Web

内村館長のおすすめは、このRAC認定ライフジャケット!某有名ブランドより安価で販売しているので、ものすごくお得とのこと。この夏、川や海へ行かれる方はぜひ1つご用意を!

出典:リビングふくおか・北九州Web
くつろぎエリア

館内ショップの先に広がっているのは飲食スペース「くつろぎエリア」。

出典:リビングふくおか・北九州Web

隅っこにあるにも関わらず、圧倒的存在感を放つカヌー。ここで写真を撮ってSNSにアップすると記念品をもらえるそうです。館内一の映えスポット!

出典:リビングふくおか・北九州Web

階段(客席)を降りていくと、紫川の様子をリアルタイムで映し出す大型モニターがあります。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

その横にあるのが、日本一大きな河川観察窓。この日は豪雨の影響で濁っていましたが、晴れて透明度が高い時は5メートル先の魚礁まで見えるとか。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この日確認できた魚がこちら。右上はキンポの仲間。その下はフナ。左下の窓にくっついているのはウロハゼ。左上はクロダイ。どれも赤ちゃんサイズでした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

紫川は海が近いので、観察窓で見られるのはほとんど海の魚。ただ、雨が降ると川の生き物が濁流とともに流されてくるらしく、「今朝はウシガエルが来てましたよ」と内村館長。天候が良ければ淡水と海水の境界、塩水くさびを見ることもできます。

つながりエリア・まなびエリア

くつろぎエリアを真っすぐに進んだ先にあるのが、紫川の歴史をパネルで振り返ることができる「つながりエリア」。地下連絡通路で井筒屋の地下「美・食館」と繋がっており、雨の日は濡れずに移動することができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

そのまま進むと、無数の水槽が見えてきます。ここが「まなびエリア」。北九州市に住むさまざな水生生物や爬虫類を展示しているスペースです。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

水槽だけでなく、五感で楽しむことのできる展示もたくさんありました。これは「さわって学ぶ大型スクリーン」。触れるとフワ〜と桜が舞い散ります。他には、治水工事を体験できる「治水ゲーム」なども。

出典:リビングふくおか・北九州Web
おすすめイベント「紫川生き物トーク」

取材に訪れた7月1日は、水環境館で月に一度開催される「紫川生き物トーク」イベントの日。13時からスタッフのフクダさんが、紫川の生き物について解説をしてくれます。ケースに入って登場したのは左からシマヘビ、アオダイショウ、カメ、ウナギ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

銀ウナギと黄ウナギの説明をしている最中、子ども達の質問攻めにあうフクダさん(笑)この後、ケースからシマヘビを出して「これが本物の蛇腹ですよ〜」と触らせていました。私は「ワァ……」と後ずさってしまいましたが、子ども達は臆せずグイグイいく。

出典:リビングふくおか・北九州Web

トークの後は、みんなでまなびエリアへ移動し、ゴマエフダイのゴマちゃん(フクダさんが捕獲して育てた個体)やスッポン、カニ、フグの餌やりを鑑賞。子ども達は目をキラキラさせながら熱心にカメトークを聞いていました。

出典:リビングふくおか・北九州Web
水環境館の歴史

平成12年に誕生した「水環境館」。

当初は「紫川河川文化交流施設~」という名になる予定でしたが、あまりに固すぎる!じゃあ川環境館!それは語呂が悪い!ということで、「水環境館」になったとか。「でも本当は川(の)環境館という名前がよかった」と内村館長。ロゴ下にある「RIVER MUSEUM」は、その名残なのだそう。

展示やイベントを通して、川の大切さと怖さを発信し続けてきた同館。長年続けてきた紫川ながれ隊や水環境体感キャンプも、その一環です。内村館長は言います。

「自然体験で生きる力を身につければ、自然災害に遭遇してもパニックにならず自分の命をつなぐことができる。生き物のことも大切だけど、川から発生した文化を知ってもらうことも大切。木曽三川の辺りは昔、輪中という生活をやっていて、それはある程度浸水してもいい、という文化。私たちは、洪水と共生する生活をしてきた先人に習うべき。今みたいに堤防を高くしすぎると、超過洪水がきて逆に危険なんです。防災も含めて、それを市民に伝えるのが水環境館の役目」。

こうした施設が身近にあること、無料で利用できることは北九州市民として本当にありがたく思います。小倉に来たさいは、みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!

北九州市立 水環境館 住所:北九州市小倉北区船場町1-2 時間:10:00〜19:00 休館日:火曜日・年末年始 駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり) 問い合わせ:093-551-3011 HP:https://mizukankyokan.jp/

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