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体重が減らない原因は?痩せない人のNG習慣

  • 2023.7.25

ダイエットを頑張っているけれど、なかなか体重が落ちなくて悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

実は、痩せない人は、体重が落ちないNG行動が習慣になっていることが多いのです。

女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、体重が減らない原因である、痩せない人のNG習慣をご紹介します。

■糖質に敏感すぎる

筆者はダイエットのコーチングをしていますが、普段から糖質ばかり気にしている人は、痩せにくい傾向にあると感じています。

というのも糖質は控える一方で、より高カロリーな脂質のことに対しては無頓着になってしまっていることが多いのです。

脂質はとても高カロリーな栄養素。1gあたり9kcalのエネルギーが含まれており、少量で大きくカロリーを摂ってしまいます。

ですから、脂質摂取量を全く気にしないと、大きくオーバーカロリーになり、痩せない原因に。

体重を落とすためには、糖質・脂質・タンパク質の総摂取エネルギー量に注意することが大切です。

まずは総摂取エネルギー量を意識して、その上で健康的に継続しやすい方法を探していきましょう。

■朝食をしっかり食べ過ぎる

痩せない人に特徴的な傾向が、朝食をしっかりと食べ過ぎてしまうこと。気づいたら高脂質高カロリーで、体重が落ちにくくなります。

例えば朝食でよく食べられるベーコンエッグトースト。ベーコンは1切れ(20g)で7.8gの脂質を含みます。これはオイル小さじ2杯と同等です。また、たまごは1つで6.1gの脂質を含みます。これはオイル小さじ1.5杯分と同等です。

仮にベーコン1切れと卵1つ、バター+食パン1枚を朝食に食べた場合、大さじ1杯以上の脂質を朝から摂取することになります。

体重を落とすためには、消費エネルギー量よりも摂取エネルギー量を少なくする必要があります。

しかし、高カロリーな脂質が多い食品を朝から「ちょっと」多く食べることで、すぐにオーバーカロリーになってしまいます。

朝に食事を摂ることは大事ですが、適度な脂質摂取量になるよう意識しましょう。

■毎日運動を頑張っているけど食事は気にしていない

運動をすることで体重を落とそうとしている人も、それだけではNGです。なぜなら、そもそも運動で体重はあまり落ちないからです。

運動で消費するエネルギー量は、かなり小さめです。例えば、体重70kgの人が30分間ジョギングをしたときの消費エネルギー量は、約210kcalです。

一方で、1カ月に体重を1kg落とすためには、自分が消費するエネルギー量よりも、摂取エネルギー量を240kcal程度低くしなければいけません。

つまり、毎日30分間ジョギングをしたとしても、1カ月間に1kg体重が落ちるか落ちないか……ということになるのです。

これは非常に非効率です。これに比べると、毎食少しずつ食事からの摂取エネルギー量を少なくした方が、体重の減少には効果的です。

実際に、「食事制限」vs「週5回の有酸素運動」を1年間行って体重変化を比較した実験では、食事制限のグループの方が大きな体重減少が認められました。

ですから、食習慣を改善することが、体重減少にとても効果的なのです。

体重が減らない原因の多くは、摂取エネルギー量と消費エネルギー量をしっかり把握していないことです。まずは、食事で糖質や脂質をどれくらい摂っているかを計算して、自分がどれくらい食べているか把握し、適正な摂取エネルギー量で食習慣を作ることが大切です。食習慣は健康的な体を作るためのベース。無理のない範囲で改善していきましょう。

(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)

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