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【六本木】まるで宇宙空間のよう!蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる@国立美術館 8月21日(月)まで

  • 2023.7.24

国立新美術館とサンローランの共催で「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」が国立新美術館で8月21日まで開催されています。

出典:リビング東京Web

逢坂恵理子国立新美術館長と蔡國強氏(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)

本展覧会は国立新美術館とフランスのファッションハウス、サンローランの共催となる展覧会で大変興味深い現代アートの展覧会です。

出典:リビング東京Web
蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)

中国出身の現代美術家。上海戯劇学院で舞台美術を学んだ後、1986年末から日本で約9年間を過ごしました。日本滞在中に実験を重ねて、火薬の爆発による絵画を発展させ、一躍、内外の注目を浴びるようになります。1995年にニューヨークへ移住後、活動の場を世界各地に広げ、1999年にはヴェネチア・ビエンナーレ国際金獅子賞を受賞しています。 2008年の北京オリンピックでは、開会式・閉会式の視覚特効芸術と花火監督を担当し、その様子は世界中に中継され、注目を集めました。

火薬を用いた独自のスタイルで制作されたインスタレーション〈原初火球〉の作品です。宇宙という壮大なテーマを作品にしています。

出典:リビング東京Web

展示風景 ※特別に許可を得て撮影しています。

展覧会場の国立新美術館内の展示室1Eは、柱も壁もない2000㎡の広さに歴史的なインスタレーション〈原初火球〉が再現されています。国内の国公立美術館の所蔵作品と、日本初公開のガラスや鏡に焼き付けた新作を含む作家所有の約50件の作品が展示され、知られざる多数の貴重なアーカイブ資料や記録映像が展示されています。

出典:リビング東京Web

展示風景

会場のスペースの空間と蔡國強氏の作品のスケールの大きさに圧倒されます。

出典:リビング東京Web

展示風景

会場内が宇宙空間の一部の様に思えるようなユニークなLEDインスタレーションが展示されています。LEDを使った大規模なキネティック・ライト・インスタレーション《未知との遭遇》です。

出典:リビング東京Web

展示風景

照明の色が変化し、LEDで表現された宇宙にまつわる古今東西のさまざまなイメージが表現されています。

出典:リビング東京Web

展示風景

会場内では蔡國強氏の作品の火薬を使用した制作過程の動画映像も見る事ができます。

出典:リビング東京Web

展示風景

遊び心のある展示

会場内の展示室のQRコードを読み込むと、スマホ内に凧揚げをする少年が現れます。

出典:リビング東京Web

展示風景

スマホの画面上に凧揚げの少年が現れました。凧揚げの少年の動きに沿って、スマホ画面を移動していきます。

出典:リビング東京Web

QRコードダウンロード後のスマホ画面

インスタレーションの作品の前を動いている様子を追うと、凧揚げの少年がまるで宇宙遊泳をしているように見えます。

出典:リビング東京Web

スマホ画面

会場内ショップ

会場内のショップのグッズで見つけた飴です。左の火薬飴はやきいもフレーバーです。中央の人工知能飴はキーウィ、右の外星人飴はミントとユニークな飴が販売されています。

出典:リビング東京Web

蔡國強氏は中国、東京、ニューヨークと創作活動の拠点を変えていますが、宇宙への憧憬を持ち続けており、生態環境の破壊、宇宙の未来など、20世紀の人類と地球の諸問題について考えていたそうです。

作品テーマの「宇宙遊」は人類の疫病との共存、経済の衰退、異文化の対立等といった地球社会での様々な問題点を宇宙規模の視点で表現している、スケールの大きい展覧会です。

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