【好き嫌いが増えた息子】昔は食べられたのに、どうして？ → 実はある《トラウマ》が。一体、なに？

子どもの好き嫌いの対応はなかなか難しいものですよね。今回は、息子の好き嫌いについての義実家トラブルを紹介します。

Aさんの中学生の息子は好き嫌いが多いです。魚や肉は食べられるものの、野菜と果物はほとんど食べられません。

Aさんには他に娘が2人いますが、ほとんど好き嫌いはありません。息子だけ極端に好き嫌いが多く食べられるものが少ないのです。

Aさんの息子は野菜や果物を無理に食べさせると嘔吐してしまいます。アレルギー検査を受けましたが、アレルギーはないのにびっくりするほどの拒否反応です。

なのでAさんはできるだけ無理に食べさせようとはせず、工夫して自発的に食べたいと思わせる努力をしていました。

でも昔はもう少し食べられるものも多かったのです。息子がまだ小学校にあがる前も好き嫌いはありましたが、今ほどではありませんでした。

実は、好き嫌いが増えたのには原因があったのです。

まだ息子が小学校に入学する前の話です。義実家に息子を預けると「好き嫌いばっかりするからこんなにガリガリなのよ！」と姑が息子に無理やり嫌いな野菜や果物を食べさせるのです。

食べ終わらないと席を立たせてもらえず、涙を流しながらなんとか飲み込んでいました。このような行為を繰り返され、息子はトラウマになり野菜と果物がさらに食べられなくなってしまったのです。

Aさんが姑に無理に食べさせようとしないでほしいとお願いしても聞いてもらえず、次第に義実家へ行く回数は減っていきました。

義実家へ行くことはほとんどなくなりましたが、その後も好き嫌いは減りませんでした。それでも工夫すれば多少は食べられるものもあるので、無理に食べるのではなく美味しく野菜や果物を食べる方法を見つけているそうです。

もう少し大人になって、少しでも食べられるものが増えるようになるといいなと思います。

ftnコラムニスト：夏野ゆきか