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「私の通帳がない!?」【同居を迫る義実家】に行くと → 旦那が《驚愕の行動》に!!

  • 2023.7.23

夫婦が結婚してから築いた財産は共有財産ですが、結婚する前にそれぞれが持っていた財産は夫婦の共有財産には含まれません。しかし結婚したら、妻のものは全て自分のものだと思い込む旦那もいるといいます。今回はそんな旦那さんに振り回された経験のある私の知人、Cさんのお話です。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

突然のリフォーム宣言

Cさんは当時、かねてからお付き合いをしていた男性と結婚したばかり。二人とも派手なことはあまり好まないため、結婚式を挙げるよりは新居のお金を貯めようということになり、働いてコツコツとマイホーム貯金をしていました。

そんなある日、旦那さんの両親から突然義実家への呼び出しがかかったのです。
「この家ももう古いし、二世帯住宅にリフォームするから。あんたたちは二階ね」
「え? それって同居ってことですか?」
それはCさんには全く寝耳に水の話でしたが、旦那さんはうんうんと深くうなずいていました。
「マイホーム貯金もあるし、いいだろ」
「もちろんリフォーム代はあんたたちが負担ね。当然でしょ、私たちより長く住むのはあんたたちなんだから」
「そんな……聞いてません!」
「今言ったじゃない、変な人ね」
Cさんは結婚をする前から旦那さんのお母さん、つまりお姑さんが苦手でした。強引なところやお金にがめついところが結婚準備の段階でわかったので、同居を避けるためにマイホームを買おうとしていたのです。
「ふーん、結構貯め込んでるじゃない」
信じられないことに、旦那さんは二人のマイホーム貯金の通帳をそっくりお姑さんに渡していました。
「でもまだリフォームするには足りないわね。ねえ、お父さん」
義両親が通帳をのぞき込んで笑い合うのを見て、Cさんはぞっとしたそうです。

独身時代の通帳がない

「信じられない! なんで通帳渡しちゃったの?」
Cさんは帰ってから旦那さんを責めました。しかし旦那さんは何がいけないのかわからなかったようです。
「マイホームもリフォームも、きれいな家に住むんだから同じようなもんだろ? 実家は土地も広いし、わざわざ二世帯にしてくれるって言うんだから文句言うなよ」
「なんで私に断りもなく、リフォームに同意してお金渡しちゃうの?」
「嫁なんだから主人に従うのが当然だろ」
旦那さんの言葉に、Cさんは絶句しました。結婚する前とはまるで別人のようです。

「もう無理…… 」
旦那さんが眠りについた後、Cさんはとりあえず身の回りの物をカバンに詰めて家を出ることにしました。
「あれ……私の通帳とハンコがない!」
Cさんが独身時代にコツコツとお給料から貯めていたお金が入っているはずの通帳が、どこにも見当たらないのです。それどころか、同じ引き出しに入れていたハンコ類も全てなくなっています。
「まさか…… 」
Cさんは旦那さんを叩き起こしました。
「おい、あたしの通帳どこやった?」
「決まってんだろ、リフォームの費用に渡したよ。お前結構貯め込んでたんだな。足しになるよ」
「あれは私の独身時代の貯金なんだけど!?」
「そんなの関係ないだろ、夫婦になったら共有財産だよ」
寝ぼけ眼をこすりながら、なぜかドヤ顔で旦那さんが言いました。
「あんた知らないの? 結婚する前の財産は共有財産にならないんだよ!!!」

無事に奪還

Cさんはすぐに旦那さんに車を出させ、義実家に向かいました。渋る義両親に「通帳を返さなければ訴える」と言い続け、マイホーム貯金と自分の独身時代の貯金も取り返すことができたのです。

その後Cさんは旦那さんとすぐに離婚。マイホーム貯金は共有財産として半分受け取り、独身時代からの貯金と合わせてマンション購入の頭金にしたそうです。

一方旦那さんの実家はリフォームをするにも予算が足りず、今もまだ古い実家暮らしとのことです。

欲をかいて人の気持ちをないがしろにすると、必ずバチがあたるものですね。

ftnコラムニスト:緑子

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