「最近オレばっかじゃん…」ルールに固執する夫。妊娠中の妻は夫の言葉に、心を打ち砕かれ＜半分夫＞

マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。家事の当番は守るべきという夫の主張を受け入れ、つわりに耐えながら夕飯を作ったマチ子さん。しかし夫は「味が薄い」、「ゆで卵の黄身が均等に半分になっていない」など、細かいところまでケチをつけます。マチ子さんは先に寝ようと席を立つと、「片付けは？」と言う夫。マチ子さんはさらにイライラさせられました。

入籍した日からこんな調子で大丈夫？

私は夫のことがどんどんきらいに……。

妊娠してホルモンバランスが崩れているせいなのか、それとも夫がもともとこんな人だったのか、ひとりで考え込んでしまいます。

マチ子さんは結婚する前のやさしいブン太を思い返し、仕事と最低限の家事だけこなしてやり過ごすことに。

ある日、ブン太から洗剤を補充してないと注意されたマチ子さん。そこまで気が回らなかったことを謝りつつ「つわり中は補充くらいしてほしい」と口にします。

ですがブン太は、「家事は半分って約束なんだから」と拒否。

「マチ子も頑張ってよ」

さらに、ブン太は自分ばかり家事の負担が増えていると主張するのでした。

つわりで家事ができないことを、夫に責められたマチ子さん。

夫は妻が妊娠中という普段とは違う状況で、半分ルールを改めるといった考えはないのでしょうか。

もしかしたら夫は、妊娠や出産についての知識があまりないのかもしれませんね。

本来なら、妻が妊娠したと判明した時点で夫も父親。夫婦2人で妊娠や出産について理解を深めたいところです。

また夫がそこまでして半分にこだわるのなら、妊娠・出産を控えた妻との半分を夫がどう担えるのかなどを考えてもらうため、妊娠・出産するパートナーの大変さが理解でき、育児の前知識を得ることができる「両親教室（父親学級）」などに行き、妊娠・出産・育児は、どれだけ妊娠前との生活と違うのかなどを実感してもらうのが1番いいかもしれませんね。

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著者：マンガ家・イラストレーター ツムママ

ベビーカレンダー編集部