1. トップ
  2. ファッション
  3. 「きもの暦」出版と、「千總」さんトークイベント

「きもの暦」出版と、「千總」さんトークイベント

  • 2015.12.22
  • 3165 views

フィガロジャポン誌で2010年の6月から始めた連載「きもの暦」がやっと本にまとまりました。今年の前半までの約5年分がつまっています。

毎年テーマを変えていたので、1月から12月の流れの中に再構成するのには結構、悩みましたが、楽しんで見ていただけるのではないでしょうか。
少しでも沢山の人にきものに興味を持って欲しい。きものと帯の組み合わせが難しいと考えている人のお役に立てればいい。そして組み合わせるのが楽しくなって欲しい。そんな思いがつまっています。

そしてもうひとつの御報告は、11月に日本橋三越さん主催の、千總さんのきもの展でのトークイベントのことです。
京都の老舗らしい千總ならではのきものを、お正月の「初釜」「新年会」といった場にふさわしい組み合わせにしてお客様に見ていただくお手伝いをしました。

いくつか帯と組み合わせて並べた前で、こんなふうに。お客さまにも、おきもの姿の方も多く、三越のスタッフもほとんどきものでした。

これはお裾ぼかしが効いた訪問着で、白地に丸紋の帯が印象的な一組でした。

ところで私が着ているのはエビ茶地の訪問着。結婚式に出席する時などは淡い色の袋帯をしますが、この日はきものとほぼ同色のつづれの帯でドレスダウンしました。ただし柄は金で源氏香。帯揚、帯〆の色でアクセントをつけ、この場らしくしたつもりです。

これは千總らしい橘柄の小紋に黒地の七宝の帯。若い方に是非着て欲しいお正月らしい一組でした。

これは京都らしい淡いグリーン地の小紋に、黒地の松の帯と白地に尾長鳥のつづれの帯がどちらも魅力的な組み合わせでした。

最後に私の本の紹介も。実は日本橋三越の本館4階には、きもの専門の雑誌と書籍のコーナーがあり充実しています。私も時々寄るのが楽しみな所なのですが、そこに置いて下さるとのこと。感謝です。

フィガロブックス
『原由美子のきもの暦』
書籍:¥2,160
電子書籍:¥1,728
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/1770/

の記事をもっとみる