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岡尾美代子プレゼンツ、女の『スター・ウォーズ』考察。≪番外編≫

  • 2015.12.22
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『フィガロジャポン』2月号の「感動する本と映画。」特集内で、その『スター・ウォーズ』愛を語ってくれた岡尾美代子さん。12月18日に公開された最新作『フォースの覚醒』を観た感想を、どこよりも早く、お届けします。


「こんな『スター・ウォーズ』を観たかったのじゃ!」

文/岡尾美代子


映画が始まってから終わるまでの間、ずーっと夢中で観続けた。そして長いエンドロールが終わり、場内が明りがついて席を立つ時に懐かしい感覚が甦ってきた。ん? 何だっけ、この感じ......。そうだ、これってエピソード4を観た時の感覚と一緒だ、と気づいた。「いままで見たことのない宇宙の物語」。そう、こんな『スター・ウォーズ』を私は観たかったのだ!


ハン・ソロを筆頭に、レイア、チューバッカ、C-3P0......、それにミレニアムファルコン(空中旋回すげー)も。そんな懐かしい面々との画面での再会もうれしかったけれど、何よりも新しく登場したキャラクターが魅力的に描かれていたのが今回、いちばんのワクワク・ポイントだった(これも最初のSWと一緒だ)。


力強い女主人公のレイ、意外な経歴を持つ(映画で確認して下さい)のフィン、新しいアストロメク・ドロイドのBB-8(♥♥♥)、男前なパイロットのポー、女版ヨーダ的存在のマズ・カナタ(田中、の逆さま?)、美しい瞳を持つシス、カイロ・レン。中心となる登場人物も、一瞬しか出てこない者もそれぞれの個性が際立っていてフレッシュな魅力にあふれてて。それにクリーチャー達の動きや、衣装、美術も旧トリロジー(※エピソード4~6)のアナログ感を上手く取り入れていて、こういう部分にも心奪われた。前トリロジーに足りなかったのはこういうことだったのかも、なんて勝手な反省をしてみたりして(笑)。


物語は終盤、重い展開になって(「ノ〜〜」←心の声)、いろんな謎もたくさん残されていて、すでに次のエピソードが待ち遠しい状態。スリープ状態から目覚めたR2-D2と、最後に振り返った人物(この人に"イォーク"を感じたのは私だけかしら?)も超気になる。これってうれしいお楽しみってことなのよね。でもまずはもう1回観に行かなくちゃ、だわ!!!

●profile

スタイリスト。今回、BB-8のキュートさにやられてしまいました。動きがね、くるっくるっ、て可愛いの! もう虜。他にも旧エピソードを継承したシーンや台詞など、お楽しみもいっぱい詰まってますよ〜。


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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
監督/J.J.エイブラムス
出演/ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ
2015年、アメリカ映画 136分
配給/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
大ヒット公開中
http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

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