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「そうだ!よかったら…」帰り際、担任の先生に呼び止められ渡されたのは!?<支援級に移籍するまで>

  • 2023.7.22

もっつんさんの長男・タクくんが小学校に入学後、支援クラス(特別支援学級)を勧められて移籍するまでのお話です。入学からしばらく経つと、タクくんは「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」などの問題行動が目立つようになり、頭を悩ませていたもっつんさん。実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。まるで下宿をしているような環境の中、夫にもなかなか本音を言い出せず、疲労とストレスはたまる一方でした。さらにもっつんさんを追い詰めるように、学童や登校班でもタクくんが問題を起こしていることが判明。夫が積極的にしつけに協力してくれるようになり、タクくんの様子が落ち着いたと思ったのもつかの間、学校や学童での脱走は減ったもののトラブルは依然としてなくなりません。

そんな中おこなわれた、授業参観と学級懇談会。

学級懇談会では他の保護者から「宿題が少なすぎて、市販のテキストをやっている」という話が出て、周囲の保護者も同意見の様子。

バタバタな毎日を過ごしながら、タクくんに無理やり宿題をさせている、いつもギリギリな自身と比較して、もっつんさんは「もしかして住む世界が違うのは、私のほうかな……」と劣等感をいだきました。

その後、少し担任の先生と話し、「お母さんは何も悪くないですよ」とあたたかい声をかけてもらいました。そしてタクくんが安心して皆と一緒に教室で学習できるよう、改めて相談することに。

先生と話しているうちに、自習を終えた子どもたちが戻ってきて……。

帰り際、先生が紹介してくれたのは…

「あっ、そうだ」と先生が渡してくれたのは、スクールカウンセラーの案内が掲載された、学年だよりのプリント。

それまでは、ひたすら悩みながらタクくんに怒ったり説明したりしていた、もっつんさん。スクールカウンセラーの存在を知り、「相談してみようかな」と一歩踏みだすのでした。

困ったことや悩みがある場合、家族や友人に話を聞いてもらうのはもちろん大切ですが、専門家の意見も聞いてみることで、新たな道が開けるかもしれません。何事もひとりで抱え込まないようにするのが大切ですね。


著者:マンガ家・イラストレーター もっつん

ベビーカレンダー編集部

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