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「結婚したら自由がなくなり大変そう…」消極的な人が「結婚に前向きになる方法」

  • 2023.7.20

結婚はいつかしたいし、するものだとは思うけど、あんまり気持ちが向かない。彼がいてもいなくても、こんな後ろ向きになる声を耳にすることがあります。実はそれは、あなたの中の“思い込み”がストッパーになっているだけかもしれません。今回は、よく聞く3つの結婚に前向きになれない理由別に、原因とお悩み解消法を紹介します。

結婚はいつかしたいけど…前向きになれない女性が抱く理由別のお悩み解消法

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 232

そろそろ結婚を考える年齢になってきたけど、どうにもこうにも気が向かないし興味がわかない。でも、周りの空気もあって少し不安感がある。

おもに20代中頃をすぎた女性は、こんな微妙なお悩みを抱えがちです。最初にお伝えしておきますが、結婚は必ずすべきとか、したら幸せになれるといったモノではありません。
ただ、心の中で「今は興味がわかない」「でもこの先不安」といった、相反する気持ちがあるなら、結婚に対する自分の気持ちを少し整理してみるのがおすすめです。
今日は3つの理由別にどういった心のネックがあるのか、解消法とあわせて解説していきます。

理由1. 結婚=いつかそのうちする遠いもの

その昔、結婚は9割の人がする人生イベントでした。しかし時代も変わり、する人もいればしない人もいる多様な時代になりました。
こうした背景もあり、今は若い人ほど「結婚はいつかすると思うけど、ずっと先」といった漠然としたイメージを持ち、その結果あまり前向きになれない女性が増えています。

それで納得できれば良いのですが、このタイプは周りが急に婚活や結婚を急ぎ出すと不安感が爆発し、自分がどうしたいのかも分からないうちに人生の迷子になりがちです。そうなってからでは対処するのも大変です。できれば今から、自分の中で結婚や夫婦生活のイメージをもう少し固めるところから始められると良いでしょう。

あくまでもイメージを固めるだけでOK。友人や有名人を見ながら、「こんな関係がいい」とポジティブな感覚になれる人を探していきます。
よくイメージがわかないタイプの女性に向けたアドバイスには、「何歳までに結婚し、何歳で子どもを持ちたいか考えてみましょう」といったものがありますが、個人的にはこれはオススメできません。

なぜなら、結婚を自分ごとのイベントとして考えられていない状況だと、年齢といった具体的な計画に落とし込むのが難しいからです。まずは憧れなどの気持ちのイメージを持つところから始めてみてください。

理由2. 結婚=大変なことがいろいろ待っている

最近ネットを中心に、結婚後の不幸エピソードが溢れています。

・結婚したら夫の意外な性格が露呈しドン引き
・夫が実は隠していた借金や不倫問題が分かった
・妊娠したら夫がモラハラ化して辛い
・家事育児に追われすぎて辛い
・希望を持って結婚したのに金銭的に辛い

などなど、夫婦関係破綻系から子育て苦労系までエピソードは多岐にわたります。こうした話を読むのは楽しいですが、読んだ側の無意識には「結婚は大変なものだ」「夫選びは慎重に慎重に」など、勝手な負のイメージが積み重なってしまいます。

実際筆者の周りでは、子育てに対するネガティブイメージを先に持ってしまったがゆえに、「実際のところはどうなの?」といった質問を投げかける人が多いです。筆者はフルタイムワーママですが、子育てしながらの生活が大変かどうかは、私個人の力量だけなく、夫の家事育児力と、子どもの性格との掛け算にもなるため、誰しもに通じる回答がしにくい部分です。

話が少し広がりましたが、こうした「結婚=大変なことがいろいろ待っている」と思っているタイプの方が大事にすべきなのは、「起きてもいない心配をしすぎる意味がない」と割り切ることです。割り切ったら同時に、負のイメージが強化されるような情報を極力入れないようにしましょう。

もちろん“万が一”が起きないよう、知っておくべき情報はあります。例えば、何かあったときに相談できる先を知る、金銭的自立を手放さない(仕事を辞めない、自由になるお金をある程度確保する)、モラハラやDVには敏感に対処するなどです。ただ、あくまでも万が一なので、そこまで真剣に負の情報を読み漁る必要はありません。

偏った先入観で結婚に対していいイメージが持てない人は、自分の中にある情報を整理し、結婚のイメージをフラットにするところから始めてみましょう。

理由3. 結婚=趣味や自由が奪われる

自分のペースや趣味が充実している人の中には「結婚するとこれらを続けられない」といったイメージを持ち、結婚に後ろ向きになる人がいます。これもある意味、2で解説した負のイメージの1つかもしれません。ただこちらの方が、もう少し優先したいこと(趣味とか仕事とか)が具体的になっているため、結婚に対する気持ちもより具体的にネガティブかもしれません。

このタイプはそもそも前提を疑っていくことで、気持ちをフラットに整えることができます。
つまり「結婚=自分の好きなことを諦めなくてはいけない」といった考えについて「本当にそうなの?」と疑問を投げかけてほしいのです。

実際筆者の周りにも、結婚したことで趣味や仕事へのペースが落ちる人はいますが、一方でパートナーを巻き込んだ趣味の楽しみ方を見つけた人や、家族というベースができたことでより仕事に打ち込んでいる人もいます。
つまりどんな希望も、叶うか叶わないかは相手次第であり、またパートナーと価値観の共有がどこまでできているのか次第と言えます。

「もしかしたら今より楽しい未来が待っているかもしれない」そんな可能性も抱きながら趣味や仕事などを楽しめると、その楽しい空気にふさわしいパートナーも引き寄せられていきます。自由を奪うもの=結婚といった思い込みは少し緩め、結婚生活も自分の好きなことも追求できる関係があることも知っていきましょう。

3つの理由別の原因とお悩み解消方法を紹介しました。
多様な選択ができる時代になってきたことで、結婚生活も自分らしい関係を築くことができます。ただそれには、“自分らしい”を私たちがある程度知っている必要があります。
まずは結婚に抱く負の気持ちの整理から始めると、その先の自分らしさも見えてきて、より幸せな生活へとつながっていきますよ。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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文・おおしまりえ

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