テレビを見たら【人生変わった】！？ 荒れた義父がある日を境に一変！《一体、何があった？》

長年連れ添ったパートナーに先立たれたら、心に大きな穴が開いたような喪失感を抱くのは当然のことですよね。けれど、悲しみを乗り越えた先にはまた新しい出会いや、見たことのない景色があるものです。今回はそんなエピソードを筆者の友人が聞かせてくれました。

義父を上手くフォローする義母

友人のA子は結婚をきっかけに夫の両親と敷地内同居を始めました。
義父は無口で頑固者、笑顔も滅多に見せないような難しい人でしたが、義母は逆に社交的で人付き合いが上手く、A子にも気さくに接してくれました。
言葉足らずな義父のことを、いつも義母が上手にフォローしていて、そのおかげでトラブルもなく同居を続けられていたのです。

義母を亡くしてから荒れていく義父

ところが、みんなの支えだった義母が昨年突然亡くなってしまいました。
もともと家事も身のまわりのことも1人ではできない義父の生活は、見る見る荒れていきました。

もちろんA子と夫も積極的に世話しようとしましたが義父はすべてを拒否して、やがてゴミ屋敷のような家で酒やタバコに溺れるようになっていったのです……。

「ある人」に出会ってからは生活が一変！！

義父に何を言っても効果がなく、A子も夫も絶望していたある時のこと。
突然、義父は自分で家を片付け始めました。それだけでも驚きですが、なんと酒やタバコもやめ、規則正しい生活をし始めたのです。

理由を聞くと、なんと「推し」を見つけたと言い出すからビックリ！
義父はテレビで偶然見かけた若手演歌歌手の女性にぞっこんになってしまったのでした。

今ではダンディーな高齢者に

推しに「いつか会ったとき恥ずかしくないように」と、義父はそれからジムにも入会して、おしゃれな服装を心がけ、今はとてもダンディーな高齢者になっているそうです。恐るべし推しのパワー！

でも、もちろん愛する義母のことを忘れてしまったわけではないそうですよ。
以前A子がこっそり聞いてみると、「あの世で会った時に、ばあさんのこともビックリさせてやる」と恥ずかしそうに言っていたんだとか♡
義父の心の中には、いつも義母がいるんですね。義父の生涯の推しは、やはり義母のようです。

ftnコラムニスト：藍沢ゆきの