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2023年上半期、韓国で最も人気が高かったK-POPアーティストは?音源とアルバムで明確な差も

  • 2023.7.19
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2023年上半期、韓国国内の音源市場はNewJeansが、アルバム市場はSEVENTEENが制した。

音源市場は大衆性が、アルバム市場はファンの支持が数字を左右するが、いずれも今年の上半期はHYBEが笑うことになった。

韓国音楽コンテンツ協会が運営するサークルチャートが最近公開した上半期集計資料によると、2023年上半期の「トップ400」歌手別サークル指数占有率調査で、NewJeans は400位圏内に何と7曲を載せ、合算占有率6.6%を記録してトップに立った。

上半期のデジタル音源チャートでNewJeansは、『Ditto』『OMG』『Hype Boy』で1~3位を独占し、デビュー曲『Attention』まで7位を記録して、圧倒的な“音源女王”としての存在感を発揮した。

(写真提供=ADOR)NewJeans

NewJeansを筆頭に、音源市場はガールズグループが掌握したといえる。

IVEが5位に『I AM』、6位に『Kitsch』、8位に『After LIKE』を載せており、9位がLE SSERAFIMの『ANTIFRAGILE』、10位がSTAYCの『Teddy Bear』だった。ガールズグループではない唯一のソロ歌手はユンナで、『Event Horizon』が4位を記録した。

注目すべきは、2022年上半期のトップ10に入ったキム・ミンソク、イム・ヨンウン、BIGBANG、MeloMance、イ・ムジンなどの男性歌手が、今年上半期トップ10に一人も名を連ねられなかった点だ。

音源で唯一、頭角を現した歌手はイム・ヨンウンで、サークル指数占有率5.0%を記録し、「トップ400」でNewJeansに続く2位に。ボーイズグループではBTS(防弾少年団)が9位を記録した。

(写真提供=OSEN)IVE
アルバム市場はSEVENTEEN

一方で韓国国内のアルバム市場では、より多くのファンを確保しているボーイズグループが優位を占めた。

上半期「トップ400」歌手別のアルバム販売量占有率調査では、SEVENTEENが400位圏内に計21枚のアルバムを載せ、合算占有率16.2%で1位となった。SEVENTEENは今年上半期だけで890万4129枚のアルバム販売量を記録し、今年発売したミニアルバム『FML』は545万枚と集計され、“アルバムキング”に輝いた。

(写真提供= PLEDISエンターテインメント)SEVENTEEN

SEVENTEENに続いて、Stray Kidsの3rdフルアルバム『★★★★★ (5-STAR)』が524万枚で第2位を記録した。

特にアルバムチャートでは、HYBEレーベルズの活躍が目立った。サークルチャートの発表によると、今年上半期のアルバム販売量全体である5500万枚余りのうち、HYBEアーティストたちのアルバムが2220万枚(約40.4%)以上だった。

SEVENTEENをはじめ、BTS・JIMIN、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、LE SSERAFIM、NewJeansと、計6グループがトップ10入りしている。

またアルバムチャートのトップ10にはaespa、TWICE、IVEなどの名前もあり、ガールズグループがアルバム市場でも勢いを見せた。

(画像提供=JYPエンターテインメント)Stray Kids

上半期はHYBEが制したなかで、その傾向が下半期も続くか業界の関心が高い。

特に音源チャートは、下半期も“NewJeans天下”になるという見解が大多数だ。まだ発売前の2ndミニアルバム『Get Up』のトリプルタイトル曲のひとつ『Super Shy』が先行公開されると、各種デイリー・週間チャートで1位を記録しながらロングランの兆しを見せている。

さらに7月20日に新曲『Cool With You』が公開され、7月21日にアルバムが発売されるだけに、音源チャートは「NewJeans対NewJeans」の対決構図になるとの分析も出ている。

ただ楽観視するのはまだ早い。SMエンターテインメントのNCT 127やNCT DREAM、YGエンターテインメントのBLACKPINKなど、大手芸能事務所の主力グループが今年上半期は海外ツアーに集中していたため、“HYBE天下”が起きたとの見方もある。

特に、7月17日に3rdフルアルバム『ISTJ』を発売したNCT DREAMが予約注文量で420万枚を記録しながらキャリアハイを更新した状況であるため、下半期のアルバム順位にも変動が生じるものと見られる。

NCT DREAM

新しくデビューしたグループも伏兵だ。初動180万枚を突破してK-POPの新記録を作ったZEROBASEONEをはじめ、下半期デビューを控えたYGエンターテインメントの大型新人・BABYMONSTER、SMエンターテインメントの新ボーイズグループなどが控えている。

ZEROBASEONE

NewJeansとSEVENTEENが制した上半期の流れが下半期は変わるのか、関心が集まる。

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