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「ダラダラ仕事→残業代で稼ぐ」人、会社にいる?「残業代なしでは生活が苦しい」声も…会社員300人に聞いた“実態”

  • 2023.7.19
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あなたの身近にも…?
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経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する識学(東京都品川区)が、「残業」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「実は残業したい」会社員が2割超

調査は2023年6月5日、全国の従業員数10人以上の企業に勤める20~59歳の会社員を対象に、インターネットリサーチで実施。300人から有効回答を得ています。

全回答者に「あなたの会社には、残業するために『ダラダラ仕事をする人』はいるか」を聞いたところ、「いる」が49.7%、「いない」が50.3%でした。実際のところ、仕事を“しっかりしている”か“ダラダラしている”かは、見る人の主観になってしまうものの、“ダラダラしている”と見えている人は少なくないことがうかがえます。

中には、“ダラダラ”と仕事をする人に対して「残業代で稼いでいるのでは?」と疑念を持つ人もいるかもしれません。そこで、「あなたは、『残業している人の方が実は稼いでいるのでは?』と思うことはあるか」について聞いてみると、「そう思う」が25.0%、「まあまあそう思う」が40.7%となり、全体の65.7%が「残業代で稼いでいるのではないか」と思うことがあるようです。

では、実際に「実は残業したい」と思っている人はいるのでしょうか。「あなたは残業をしたいか」を聞くと、「残業は絶対したくない」が21.3%、「どちらかというと残業はしたくない」が56.3%と、「残業したくない」と回答した人が全体の77.7%に。一方で、「どちらかと言えば残業したい」は16.7%、「できれば残業したい」は5.7%と、「実は残業したい」と思っている会社員も22.3%いることが分かりました。

「残業をしたい理由」について、具体的な理由を聞いてみると、「残業代なしでは生活が苦しいから(56歳男性・営業)」「お給料が増えるから(26歳男性・生産 製造)」「お金が欲しいから(32歳男性・事務 労務)」など、給料面でのメリットや必要性を挙げる声の他、「仕事が多いため(33歳男性・事務 総務)」「仕事が残っていると気持ちが落ち着かないから(男性44歳、営業)」「ノルマを達成したいから(男性31歳、カスタマーサポート)」など、仕事量を理由に挙げる人もいました。

なお、「あなたの会社では、ノー残業デーなど、残業に対する対策・施策が行われているか」については、「行われている」と回答した人はわずか12.0%でした。

調査結果を受けて、同社は「“実は残業したい”と回答した方の理由の多くは“金銭面”でした。このことから、本当の意味で定時を過ぎてでも仕事をしたい・仕事を頑張りたいと思っている方は少ないといえるでしょう」「会社にとってわざと効率を落とし、高い給与を得ている人が一定数いる、というのは大きな問題です」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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