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「どっちが子ども!?」5歳の息子に諭される夫…。情けなさのあまり妻は!?<食料を食いつくす夫>

  • 2024.9.1

夫は、妻の料理を残さずキレイに食べてくれる、明るくてやさしい人。新婚当初、妻はたくさん食べる夫の姿を見て、「食いしん坊なんだから♡」とほほ笑ましく思っていました。しかし数年後、苦い表情で夫が食事をする姿を眺める妻……。夫は、翌日の分を想定して作ったものまで、すべて食べてしまう、“食いつくし系夫”だったのです。息子が誕生し、家庭の環境が変わっても、夫の食い意地が直ることはなく、妻は頭を抱えていました。息子のお菓子や、隠しておいたものも探しだして食べてしまう夫。「あまりガミガミ言いたくない」と思っていた妻ですが、イライラが積み重なっていました。

ある日、家族でショッピングモールにでかけたときのこと。フードコートで食事を注文し、到着するのを待っている間、妻は息子のおむつ替えのため席を外しました。そして席に戻ると、息子とシェアして食べようと思っていたうどんを、夫が勢いよくすすっていたのです。

妻に責め立てられても、反省の色がまったくない夫。「また買いに行けば? カツ丼まだあるからこっち食う?」と自身で注文した食べかけのカツ丼を指差し、あっけらかんとしていました。

混み合っているフードコート。行列のうどん店と食べかけのカツ丼を前に、「あんたが買いに言ってよね!」と妻は声を荒らげました。

その後も、妻は事あるごとに訴え続けましたが、夫の自分勝手な行動は変わることはなく……。

怒りを通り越して、悲しみが…

夫に変化がないまま、数年後。小さかった息子も5歳になりました。

夫の行動に変化はないものの、妻は夫に対し、以前のように声を荒らげることはやめていました。

そんなある日、スーパーで「みんなで食べられるから!」と、たくさん入った棒アイスを選び、食べるのを楽しみにしていた息子。

その日、妻と息子で1本ずつ棒アイスを食べ、夫は帰りが遅かったため、息子は「明日パパにあげる」と眠りにつきました。

翌朝、冷凍庫を開けると……。

入れておいたはずのアイスは、袋ごとなくなっていました。妻は夫に尋ねます。

さすがの妻もブチ切れ寸前。すると息子が夫に声をかけました。

「せめて息子のものくらいは我慢してほしい」そんな気持ちで、妻は夫に話を切り出しました。

そして夫は逃げるように、寝室に引っ込んでしまいました。

息子が5歳になったある日。「みんなで食べられるから!」と、スーパーでたくさん入った棒アイスを選び、食べるのを楽しみにしていた息子。

帰宅後に妻と息子で1本ずつ棒アイスを食べ、仕事で帰りが遅い夫に息子は「明日パパにあげる」と眠りにつきました。

しかし翌朝、冷凍庫を開けると、棒アイスは袋ごとなくなっていたのです。

「まさか……」と思った妻が夫に尋ねると、「ママも息子も食ったんだろ? 俺も昨日の晩、食ったよ」との返答が。

息子が「みんなで食べよう」と楽しみにしていた棒アイス。夫の言葉に妻がブチ切れそうになると、息子が夫に声をかけました。

「パパ全部食べちゃったんだね! おなか空いていたの? あげようと思ってたから、いいんだ! また買ってくるね! 今度は一緒に食べようね」

夫が5歳の息子に諭される姿を目の当たりにし、情けなくなる妻。

「息子の前で夫を怒らないようにしていることで、息子が『そういうもの』と思ってしまっているのでは?」と、不安に駆られます。

「子どものものを勝手に食べちゃうってありえないからね」と、落ち着いたトーンで夫に伝える妻ですが、「だって……」と言い訳する夫。

「悪かったと思ってるし、もう言わないでよ」

そう言って逃げるように寝室に引っ込んでしまいました。

妻は、「こっちのストレスにならないよう、どうにか頑張ろう」と、夫に対して諦めを感じているのでした。

夫より何倍も大人な息子。楽しみにしていたアイスがなくなっていたにもかかわらず、怒ったり泣いたりすることもなく、「また買ってくるね。みんなで食べるとおいしいよ」と夫を諭しました。妻が心底情けなく感じるのも当たり前ですよね。

皆さんは、わが子が「大人だな」と感じた瞬間はありますか?


著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ

ベビーカレンダー編集部

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