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あの頃は高級品だった?「昭和」に安かったモノ・高級品だったモノ4選【昭和50年代】

  • 2023.7.19

今から50年前がどんな時代だったか、想像できますか? 最近では昭和40年代、50年代生まれに向けた雑誌が売られたり、昭和を振り返る懐古的な企画がいろいろなメディアで組まれたりしています。

昭和40〜50年代生まれの人は今、50〜60歳くらいです。50年は、人生100年時代と考えると折り返し地点です。今から50年前、昭和48(1973)年ごろの、いろんなものの値段を今と比べてみました。

■1 家賃──2万円台で部屋を借りられた

1970年代の平均家賃は2万8,528円でしたが、今から約10年前の2012年には10万1,618円まで上がっています(小売物価統計調査 総務省統計局調査)。

その後、建売住宅のブームなども重なり、1978年には5万153円まで上がり、1998年には10万571円と初めて10万円を超えました。

■2 パソコン──今以上に高級品だった

1970年代はパソコンの呼び名がマイコンからパソコンに変わり、一般家庭にも普及し始めた時代です。この頃、パソコンは1台20万~30万円程度のものが主流でした。

本来、マイコンとは電子機器を制御するための小さな電子部品のこと。しかし、当時は今でいうパソコンをさす言葉でもありました。

今以上に高価だったパソコンですが、1980年代に入ると対応ゲームソフトが大量に発売されたこともあり、ゲーム専用機としてパソコンを購入した人も多かったようです。

今では、10万円以下で十分なスペックのパソコンを買えます。ゲーミングPCなど、高スペックのものを選べば20万円以上かかる場合もありますが、昔と比べればかなり安くなったといえるでしょう。

■3 交通機関の運賃──実はあまり変化なし?

1970年代、JR東日本の初乗り運賃は100円前後でした。現在は切符の場合は150円、ICカードの場合は146円と、あまり変わっていません。

一方、東京23区内を走るバスの初乗り運賃の平均額は、1970年代で100円前後。2023年の現在では200円強なので、約2倍になっています。

また、かつて東京区内のタクシーの初乗り運賃は200~400円程度でした。今は500円なので、あまり変わっていないといえるでしょう。

■4 たばこ──昭和の時代は1箱200円以下

1970年代、ハイライトは1箱100円前後で買えました。現在は520円なので、たばこはかなり高くなった部類といえるでしょう。

2018年時点の喫煙者率は男性27.8%、女性8.7%(JT「全国たばこ喫煙者率調査」)でしたが、1980年は男性70.2%、女性14.4%でした。その5年前の1975年は、男性の約8割がたばこを吸っていました。

男性の喫煙率が半数を切った(49.1%)のは2002年。。そう考えると、たばこをめぐる環境が大きく変わったのは意外と最近といえるかもしれません。

昭和と令和では、価格が倍以上になっているものもあれば、各段に安くなったものもあります。いつも使っているものの中にも、今とはまったく異なる価格だったものが潜んでいるかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部

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