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「犬材」不足?高齢化の波がこんなところにも…期待の「新星」が審査に挑む

  • 2023.7.18
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ここ数年、いろいろな場面で「後継者不足」が課題となっていますが、犯罪捜査などで活躍する警察犬も例外ではないようです。

7月4日、北海道北見市で行われた嘱託警察犬の審査会。

道警が民間に警察犬の指導を委嘱する「嘱託警察犬」は、任期が1年間のため、毎年審査会を開いて合否を判断します。

今年は10歳のオス「ジョン」と1歳のメス「ルーシー」の2頭のシェパードが参加しました。

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(左)ジョン(オス・10歳)と(右)ルーシー(メス・1歳)

実はジョンは、北見方面管内でただ1頭の現役の嘱託警察犬です。

1歳のときからずっと、ジョンだけで出動を担い、今年も少女が一時行方不明になった事案など3件で活躍しました。

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「ベテラン」警察犬のジョン

北海道警察の北見方面本部・鑑識課の佐藤敦次席によると、「北見には多いときには8頭の嘱託警察犬がいたが、犬や指導する人が高齢になるなどして2016年からはジョン1頭になっている」といいます。

ジョンは10歳と高齢でもあり「後継」へのバトンタッチは待ったなしの状況です。

2頭がチャレンジしたのは、犯人が通ったルートをたどって遺留品をさがす「捜索」の審査。

ですが、ジョンは調子があがらず、途中で棄権。

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ジョンは審査をクリアできなかった

一方、ルーシーは初参加ながら無事に審査を終えました。

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しっかり「捜索」に取り組むルーシー

2頭を飼育し、指導も行う菅生尚寿さんは「ジョンは体調不良と年齢からくるものか、棄権したのは残念だけど、ルーシーはジョンに比べてだいぶ活発な犬なので、いろいろな現場に行っても対応できると思う」と期待を寄せていました。

審査の結果が出るのは8月上旬。

1頭になる状況に変わりはありませんが、ルーシーが合格すれば9月1日から1年間の任期がスタートします。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年7月4日)の情報に基づきます。

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