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ポイントの移行方法から電子マネーの活用法までーANAのマイルを上手に貯めて使うコツ

  • 2015.12.21
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飛行機に乗らなくても、日常の買い物などでコツコツとマイルを貯めて一定のマイル数に達すればもらえる特典航空券。日本の2大航空会社、ANAとJALのマイレージプログラムにはそれぞれ特徴があるようです。ポイント交換案内サービス『ポイ探』を運営、All Aboutの「ポイント・マイル」ガイドを務める菊地崇仁さんに、ANAのマイルを上手に貯めて使うコツを伺いました。

持っているだけで毎年1000マイルもらえる

ANAカードは、毎年継続するだけでマイルをもらえたり、利用金額に応じてボーナスポイントが貯まるなど、マイルを貯めやすいのが特徴だそうです。

「年会費が2000円の一般的なANAカードは、毎年継続するだけで1000マイルをもらえます。また、前年度の利用金額に応じてボーナスポイントがあります。例えば50万円以上100万円未満の利用なら、その翌年は50万円利用するとボーナスポイント50ポイント(移行手数料無料の場合1ポイント=5マイル)がつき、以降10万円ごとに10ポイント(移行手数料無料の場合1ポイント=5マイル)ずつボーナスポイントがつきます。ただし、ボーナスポイントは1ポイント=3マイルの交換となりますが、それでも大きいですね。」(菊地さん)

また、ANAカードには電子マネーの楽天Edyが搭載されているカードもあり、楽天Edyで支払うことでもマイルが貯まるそう。200円の利用で1マイルですが、200円で2マイルが貯まるEdyマイルプラス対象店舗もあります。

<主なEdyマイルプラス対象店舗>

紀伊國屋書店

マツモトキヨシ

ニッポンレンタカー

ビッグエコー

沖縄ファミリーマート etc.

※一部対象外の店舗もあり

飛行機に乗らない人はメトロポイントを貯める方法も

飛行機に乗らずにショッピングだけでマイルを貯めたい人には、ANAカード以外にもおすすめのカードがあるんだとか。

「日頃飛行機に乗らない人におすすめなのが、ジャックスが発行するエクストリームカードをメインカードにしてポイントを貯めること。その場合、サブカードとして、ANAカードの中でも通称ソラチカカードと呼ばれるANA To Me CARD PASMO JCBを持ちます。ソラチカカードは年会費が2000円で、保有してるだけで毎年1000マイルがもらえます。エクストリームカードの年会費は3000円ですが、年間30万円利用すると無料になるので、このカードをメインにして使えば、実質年会費0にできますね。

やり方はちょっと複雑ですが、まずはエクストリームカードのポイント(還元率1.25%)をGポイント(※)に交換します。Gポイントには1.5%の高還元率で交換できてお得。そこからさらに、ソラチカカードのメトロポイントに交換できます。そしてメトロポイントをANAマイルに交換すれば、1.35%という高還元率で移行することが可能なのです。」(同)

年会費2000円の一般的なANAカードを利用して貯まったポイントをマイルに移行するときの還元率が0.5%(移行手数料を支払うと1%)なのを考えると、少し面倒ですが効率よく貯められそうです。また、ソラチカカードにはPASMO機能が搭載されていて、東京メトロ線に乗車したり、定期券を購入したり、電子マネーとして利用するとメトロポイントが貯まります。

※Gポイントとは、電子マネーや各種ポイントカード、航空マイルなど約140社と提携しているポイント交換サービス。

業界最大のスターアライアンスに所属、マイルの相互利用ができる

マイルが貯めやすく、そのために人気の高いANAのマイレジージプログラム。特典航空券枠の競争率が高く、予約が取りにくいという側面もあるようです。

「海外の場合、韓国、香港、中国などの近場は、比較的希望通りの便が取りやすいです。その一方で、ハワイ、グアムなどの人気リゾートやアメリカ、ヨーロッパ各国といった長距離便は、時期によっては予約を取るのが難しいかもしれません。国際線は約1年前から予約ができるので、かなり前から計画しておいたほうが良いでしょう。

また、ANAは航空業界最大の航空連合であるスターアライアンスに所属しています。スターアライアンスには28社が所属し、同じアライアンスの航空会社同士ならマイルの相互利用ができるので、スターアライアンスに所属の別の航空会社を利用するという手もあります。」(同)

ただし、他航空会社の便だと必要なマイル数も変わってくるので、事前に調べてみましょう。

国内線の場合、就航都市数はANAもJALもほぼ変わりませんが、どちらかしか就航していない都市もあります。航空券の取りやすさやマイルの貯めやすさはもちろんですが、自分が行きたい都市に就航しているかどうかも、重要なポイントですね。

ポイントからマイルへの移行はその都度行おう

マイルの有効期限は3年ですが、ANAカードの場合、まずはクレジットカードのポイントを貯めてそれをマイルに移行するというステップがあるため、貯めたマイルを無駄にしないためには、ある程度貯まったところでまとめて移行するのがおすすめだそうです。

「ANAカード(Visa、MasterCard、JCB)で貯まるクレジットカードのポイントの有効期限は2年です。そして、マイルの有効期限は3年。マイルの有効期限は、ポイントをマイルに移行した時点から発生します。クレジットカードのポイントを、毎月自動的にマイルに移行することもできますが、ある程度まとまってから移行したほうが、最終的に5年間保持できるマイルもあるということになります。そのため、貯めたマイルを無駄にせずにすむのです。」(同)

ANAカードは、貯まったポイントをマイルとして使うかポイントとして使うか、ある程度貯まった時点で使い方が決められるのも嬉しいですね。

給与振り込みでマイルが貯まるカードも

スルガ銀行ANA支店でキャッシュカードを作ると、銀行取引でマイルが貯まるサービスがあるそうです。

「スルガ銀行ANA支店を給料振込の指定口座にすると、毎月50マイル、年間で600マイルが貯まります。また、クレジットカードや生命保険料の引き落としでも毎月5マイルが貯まります。たとえば、ANAカードを作ってその引き落とし口座に指定すれば、それだけでも年間プラス60マイルが貯まるわけです。定期預金の預け入れでも10万円ごとに60マイル貯まります。最近の銀行の金利を考えると、かなりお得だと思いますよ。」(同)

知れば知るほど上手な貯め方、使い方があるマイルの世界。カードを上手に使いこなして、効率よくマイルを貯めていきたいですね。

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