【消えた王子はどこに?】『コッソンビ』のイケメン3人の秘密が謎を呼ぶ

NHKのBSプレミアムにおいて日曜日夜9時の時間帯に放送される『コッソンビ二花院（イファウォン）の秘密』。7月2日から第1話が始まり、7月16日が第3話になる。物語の舞台は科挙を受ける人が泊まる宿舎の二花院。

ここの若き女主人がヒロインのユン・ダノ(シン･イェウン)であり、客として泊まっているのがカン・サン(リョウン)、キム・シヨル(カン・フン)、チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)というイケメン3人だ。

ユン・ダノは父親が残した借金によって二花院を奪われる危機に瀕している。持ち主の役人チャン・テファ(オ・マンソク)が出した条件が「イ・ソルを探すこと」であった。

このイ・ソルとは誰か。元は国王の後継者であったが、今の国王イ・チャン(ヒョヌ)が兄を殺して王座を奪ったために、イ・ソルも追われる身となってしまった。

しかし、今はどこにいるかわからない。国王イ・チャンは必死に探していて、チャン・テファが手先として動いている。そして、ユン・ダノにまで「イ・ソル探し」を厳命したのだ。

借金のせいで二花院を失いたくないユン・ダノは、必死にイ・ソルの行方を追うが、宿に泊まっている3人の若者の中にイ・ソルがいるかもしれない。そんな気持ちでユン・ダノは疑心暗鬼になっていく。

「実はイ・ソルでは？」と疑われている3人の若者はどういう人物なのか。

カン・サンは、武芸の達人で剣のさばきが超一流。しかも、俊敏な動きは誰にも負けない。もしイ・ソルであったなら一番手ごわい相手になるだろう。

キム・シヨルはカン・サンと対照的な人物。女遊びと賭け事に夢中になっている。性格も優柔不断だ。けれど、それだけの男ではない。どこか能力を隠している雰囲気がある。本当に得体がわからない。

チョン・ユハは一番落ち着いているし、態度も品行方正だ。ただし、名家の庶子として本家から疎んじられていて、反骨精神もある。肝もすわっているので、いずれ大きなことをしでかす可能性を持っている。

以上の3人が、ユン・ダノのそばにいて謎めいた存在になっている。果たして、イ・ソルはどこにいるのか。ドラマはますますミステリアスな展開になっていく。

文＝康熙奉（カン・ヒボン）