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「めちゃくちゃにしちゃった…」楽しかったはずなのに…イライラするのはなぜ?<癇癪持ちの気持ち>

  • 2023.7.15

主婦のすみかさんは、幼いころに癇癪を頻発。自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けた幼少期の記憶をたどります。生まれたばかりのすみかさんを抱っこした祖母は「この子は育てるの大変そうだねぇ」と予言めいたことを言いました。大人になったすみかさんはその言葉の意味を実感し、「自分として生きるのが大変だった」と半生を振り返ります。小さなころのすみかさんは、泣くとお母さんに抱っこを求めていました。しかし、すみかさんの泣き方は尋常じゃなかったらしく、耐えられなくなったお母さんはすみかさんを物置に閉じ込めます。ようやくお母さんに抱っこしてもらえても、「なんか……今じゃない……」と傷ついてしまうのでした。

自分の思い通りにならないと、どうすれば良いかわからなくなってしまうすみかさん。頭に血がのぼると泣いて暴れ、物に当たったり、はだしで家から逃げたり……。悪いことだとわかっていてもやってしまうため、その後は後悔の念に苛まれます。言葉にすれば伝わることなのに、先に涙が出てしまうすみかさん。本当はお母さんとしっかり話して納得したいのに、泣いてしまい、その度にお母さんは怒り出してしまいます。同じくらいの子どもから「変な子」と言われ、恥ずかしさや苦しさを感じるのに、自分ではどうしようもできません。そんなすみかさんを案じて、お母さんはカルシウムの豊富な魚粉などをすみかさんに与えるのでした。一方、すみかさんの姉は大人びていて……!?

実に理不尽!

2つ年上のお姉さんといつも一緒に遊んでいた、幼いすみかさん。しかし、イライラするとすみかさんはすぐに泣き出してしまいます。すみかさんが泣き出すと、お姉さんは何も言わずに部屋を出て行き、大人な対応を見せるのでした。

すみかさんは寝る前にお母さんに絵本を読んでもらうのを楽しみにしていました。そして目が覚めたときに隣にお母さんがいないと、ショックを受けて泣き出してしまうこともしばしば。しかし、妹のミキカさんが生まれると、お母さんはミキカさんを優先します。頭ではわかっていても、お母さんを独り占めできないことにすみかさんはまた癇癪を起こしてしまうのでした。

自分より下の子が生まれると、お母さんがとられてしまったと感じて、赤ちゃん返りしてしまう子どももよくいるそう。赤ちゃんに手がかかるのは仕方ありませんが、上の子の気持ちを受け止め、たっぷりと愛情を伝える時間も確保できるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター すみか

自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。

ベビーカレンダー編集部

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