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世界が注目するニセコで、いま「発酵」がアツい理由とは【ニセコ発酵ツーリズム参加レポ】

  • 2023.7.18

アルコール全般と地元・北海道をこよなく愛するライター・オサナイミカが、今こそ知ってもらいたい、ニセコ発酵ツーリズムについて綴ります!

世界が注目するエリアで、あらためて発酵について考える

『オサナイさんに、ぜひ知ってもらいたい取り組みがある』とお声がけをいただき、先日ニセコ町へ足を運んできました。その取り組みというのは7月1日にニセコで開催された、【ニセコ発酵ツーリズム】。

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こちら、公式サイトに掲載されている『NISEKO HAKKO MAP』

そもそも発酵とは?と、お思いの方もいらっしゃると思いますが、科学的な細かい内容はご自身で調べていただくとして、発酵食品は味噌や醤油、鰹節など、日本人の食文化に欠かせないものの一つ。また、発酵食品は身体にも良いと言われており、元気に暮らしていくために必要な栄養素もたっぷり含まれています。

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チーズやヨーグルトなどの乳製品も発酵技術で作られていますし、

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日本酒をはじめとする、ワインやビールなどのアルコールも発酵によってつくられるもの。

そんな発酵の力で作られる食品を製造している酒蔵や工房などが、ニセコエリアに集まっている!と気が付いた生産者たちが、今こそ一つになって情報発信をし、改めてニセコエリアの魅力を知ってもらおうと2021年に発足。

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そして今回で2回目の開催となる“発酵祭”が、先日ニセコ高橋牧場の敷地内で催されました。

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発酵についての学びの時間も

会場では食べ飲みするだけでなく、発酵ツーリズムのメンバーによる学びの時間も。

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トップバッターは発酵ツーリズムの代表も務める、二世古酒造の水口氏。お米がどうしたら日本酒になるのかを、わかりやすく説明してくれました。

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こちらは酒米の玄米と、それを磨いたお米。日本酒はどれだけ磨くかによって、味わいが変わってきます。ただ、磨けば磨くほど仕上がる量が減るので、お値段も高価になるわけです。

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こちらはLaLaLa Farmの服部氏。どうしたら自然に逆らわずに美味しい野菜が出来るかを研究し続けている農園のオーナーです。

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美味しい野菜作りに必要なのは、『土作り』。
今回は、目の前で発酵の力による土作りを実践してくださいました。服部氏の哲学ともいえる発酵の偉大さ・大切さの説明は本当に心に響き、これから生きていく上での考え方にも影響を与えてくれたと言っても過言ではありません!
今まで何となく、美味しいものがたくさんあって、自然豊かなステキな場所=ニセコエリアと感じてはいましたが、ここまで発酵食品が集まっているニセコエリアって、もしかして想像以上にすごい可能性の詰まっているエリアなのでは・・・と思ったのです。

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写真は前夜祭の一コマ。

発酵ツーリズムのメンバーたちが、誰よりも楽しそうだったのです。それって実はすごく大事なことなんですよね。
地元民や携わっている方々がまずその魅力に気が付かないと、外の方たちにまで響かないのです。『ゆる~くやっているイベントなので』と、ニセコチーズ工房の近藤氏がおっしゃっていましたが、その緩さもニセコ発酵ツーリズムならではの魅力なのかなと感じました。

今後はSHIKOMI TOURも開催予定

発酵祭は終わってしまいましたが、今後『SHIKOMI TOUR』と題した、ニセコエリアの発酵にまつわることを、とことん感じることが出来るツアーも予定しています。※表記の行程や料金は変更の可能性あり

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↑ニセコ蒸留所

なんと、ニューポット(熟成前のウィスキー)の試飲も行えるようですよ!

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↑二世古酒造
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↑ニセコチーズ工房
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↑HAKKO GINGERの製造室

少人数での開催なうえ、現地で製造に携わっているご本人からじっくり説明を聞けるのは、とても貴重だと思います。
さらにお土産とニセコ高橋牧場のオリジナルランチも付いているとのことなので、かなりお得な内容かと!!
開催時期はまだ確定していないとのことですが、気になった方は公式サイトより、問い合わせてみて下さい。

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写真・文 オサナイミカ

【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、中学生の息子の母。(株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として15年間、札幌や北海道の食と観光の情報を 【オサナイミカのつぶやき】で綴り続け、2022年11月からはSAPPORO YARDにて、【オサナイミカが行く!】をスタートしている。

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