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女医に聞いた【生理痛】のあれこれ!生理痛をやわらげるセルフケアとは?

  • 2023.7.14
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女性の毎月の悩みの種とも言える生理痛。痛みで仕事に集中できなかったり、出かけるのが億劫になったりと日常生活に支障をきたしているレディも少なくないのではないでしょうか。今回は、生理痛についてTCB 東京中央美容外科 千葉西口院院長 圓田倫永先生に教えてもらいました。

生理痛が起こるメカニズムを教えてください

子宮の内側にある子宮内膜は排卵とともに徐々に分厚くなりますが、受精卵の着床がないと不要になって出血をともなって剥がれ落ちます。たいてい25~38日の周期で剥がれ落ち体外へ排出されるのですが、このことを生理と言います。

生理痛は子宮内膜を体外へ排出する際に子宮が収縮することで起こります。子宮を収縮させる働きをしているのが、子宮内膜が産生しているプロスタグランジンという物質です。プロスタグランジンは子宮の収縮作用だけでなく、腸管の蠕動を促進させる作用、体温上昇作用、血圧を下げる作用、痛みを引き起こす作用があります。そのため、生理時はお腹がゆるくなる、めまい立ちくらみ、頭痛など全身の痛みなどさまざまな症状が出ます。

プロスタグランジンの分泌が増える原因はいくつかあり、子宮の出口が狭い女性の場合、スムーズに剥がれ落ちた子宮内膜が通れないためより強く子宮が収縮します。また、冷えで血行が悪くなると血流を良くしようと分泌が増加します。さらにストレスでもホルモンや自律神経のバランスを崩してしまうので影響する可能性があります。

生理痛は人によって強弱はあるものの、プロスタグランジンの分泌があるので何らかの症状を感じる方が多いと思います。ただし、経血量が多すぎる、生理が終了しても痛みが継続している、生理以外の日に出血がある、痛みが強すぎて生活に支障が出るなどの症状がある場合は一度、医療機関の受診をすることをおすすめします。

生理痛をやわらげるための日常ケアを教えてください

生理痛をやわらげるためにはまずは身体を冷やさないことです。冷えの対策としては習慣が大事です。常温、もしくは体温以上のものを飲んだり食べたりすることや、お腹や腰にカイロを貼るのも効果的です。熱いお風呂に入ったり、サウナで大量の汗をかいたりするのは実はかえって逆効果で、冷えている時に最適な入浴法は、39~40度のぬるめのお湯に15~20分ゆっくり浸かることです。またお風呂上がりには早く髪を乾かし冷えないようにすることが大事です。特に夏は暑いので、冷たい食べ物の摂りすぎにご注意を。クーラーによる冷えにも注意をして、カーディガンなどの羽織りものを持ち歩くのも良いかと思います。

教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

TCB 東京中央美容外科 千葉院院長 圓田倫永先生

TCB 東京中央美容外科 千葉院院長を務める美容外科医。女性ならではのお悩みにも親身に寄り添い、丁寧なカウンセリングが好評。形成外科医として培ってきた確かな技術を生かし、患者様の理想を叶える美しい仕上がりの美容医療を提供。

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