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とうもろこしがあれば“夏っぽい”|細川芙美のおうちレシピ、よそいきレシピ

  • 2023.7.15

今日は自分のために作る日、今日は誰かのために作る日…。「誰が食べる」をテーマに、フードデザイナー・細川芙美さんが、同じ食材を使って2パターンのレシピを紹介します。

今回のテーマ食材:とうもろこし、味噌、バター

何を作るか考えて迷走するのなら、どストレートに“夏っぽい”ものに。いままで見てきた夏の食卓を思い出し、イメージしてみましょう。スイカだったりそうめんだったり、思わず「夏だね〜」なんて言っていた懐かしい思い出もあったりして…。今回は、とうもろこしで夏っぽさを感じる、うちよそレシピをご紹介します。

【おうちレシピ】3STEPで完成!あったら助かる、もろこし辛味噌

材料(保存期間:冷蔵庫で1週間程度)
とうもろこし…1本
バター…8g
合わせ味噌…100g
酒…大さじ2
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1
コチュジャン…大さじ1

STEP1:材料を切る

包丁の刃元でゆっくり体重をかけて。
芯と実の間を切り込む。
コーンを時計回りに回しながら…。
実を切り離す。

【1】とうもろこしは半分に切り、芯と実の間に包丁を入れて切り離す。

STEP2:煮る

まずは、バター風味のコーンに。
調味料は液体のあとに固体を入れると混ぜやすい。
少し辛味があると夏っぽい。

【2】フライパンにバターを入れて中火に。コーンを入れてさっと炒め、味噌、酒、みりん、砂糖、コチュジャンを加えたらよく混ぜる。

STEP3:完成

水分が多いと鍋底に線はかけないが…。
しっかり煮詰めると線がかけるように。
瓶は消毒するとより日持ちします。

【3】8分ほど弱火で煮詰める。ツヤが出て、とろみが出たら清潔な密閉容器に移して完成。

「あったら助かる、もろこし辛味噌」の完成

ご飯にかけるのはもちろん、冷奴やきゅうりなどにつけて食べても。柔軟なとうもろこしが万能な味噌と合わされば、夏バテ気味な食生活にささやかな幸せをもたらしてくれます。あったら助かる常備菜をうちの冷蔵庫に。

【よそいきレシピ】4STEPで完成!とうもろこしのオーブン焼き。ディップという名のソースをかけて

材料(2人分)
とうもろこし…2本
オリーブオイル…適量
塩…少々

【A】コチュジャンクリームチーズ
砂糖…小さじ2
コチュジャン…小さじ1
クリームチーズ…50g

【B】エスカルゴ味噌バター
バター…30g
にんにく…1片
合わせ味噌…小さじ1
パセリ…1/2本

【C】玉ねぎのレリッシュ風
玉ねぎ…1/2個
塩…小さじ1/3
パセリ…1/2本
黒胡椒…少々
レモンの絞り汁…1/2個分
オリーブオイル…大さじ1

※細川MEMO
ダイナミックな演出で、かぶりつく夏の風物詩を提供するエンターテイナーに!

STEP1:とうもろこしの皮を結んで焼く

皮はちぎらず、バナナのように剥く。
皮を割いて、2本に分ける。
玉結び。
天板に並べて。

【1】とうもろこしの皮を全方向から剥いたら2本に分け、玉結びに。実にオリーブオイルを塗り、塩を少々振ったら、200度のオーブンで余熱なしで30分焼く。

STEP2:【A】コチュジャンクリームチーズ

砂糖とコチュジャンを入れて混ぜる。
チーズは少し練ると扱いやすい。
混ぜ合わせる。
容器に移したら完成。

【2】ボウルに砂糖とコチュジャンを入れて混ぜたら、少し練ってやわらかくしたクリームチーズと混ぜ合わせる。

STEP3:【B】エスカルゴ味噌バター

バターは必ず常温に戻すこと。
よく混ぜたら広げたラップへ。
キャンディーのように包み…。
両端を結ぶ。
冷やし固めて、スライスする。

【3】ボウルに常温に戻したバターと、にんにく、味噌、パセリを入れてよく混ぜ合わせる。少し大きめに広げたラップの上にのせてキャンディー状に包んだら空気を抜き、両端をキツく結んだら、冷凍庫に入れて完全に固まるまで冷やす。食べるときは、1人前ずつにスライスに切って。

【C】玉ねぎのレリッシュ風

玉ねぎに塩を振って水分を出す。
さらしなどでしっかり水気を切る。
レモンの爽やかな酸味。
仕上げのオリーブオイル。

【4】玉ねぎはみじん切りにし、塩を振って5分ほど置いておく。水分が出たら、さらしなどに包んで絞り、水気をとる。みじん切りにしたパセリ、黒胡椒、レモンの搾り汁を加えてよく混ぜ、オリーブオイルと和える。

「とうもろこしのオーブン焼き。ディップという名のソースをかけて」の完成

豪快で笑いが起きる。こんなリラックスした食卓もたまには楽しい。色んなソースをつけて楽しむのはもちろん、みんなで丸かじりする思い出も夏っぽさにはセットなのかもしれない。ただし、とうもろこしの皮を結んでよそいきにする。その演出がエンターテイナー。

ロケ弁ブランドをはじめ、レシピ提供やメニューのプロデュースも手がける。著書『#ひとりじめ飯』(光文社)が発売中。Instagram:@humihosokawa

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