「何言ってるの？」不倫女を選び離婚を切り出した夫のありえない行動に唖然＜6年経ったらさようなら＞

バツイチで三姉妹の子持ちママのリコさんは、同じくバツイチの彼・ケチ男と籍を入れずに同棲し、家族同然に暮らして事実婚状態でした。ところが、ケチ男がミホと浮気をしてリコさんの家を出て、ミホが営む民宿で同棲を開始。諦められなかったリコさんもついにケチ男と離れることを決意しました。不当解雇しようとするケチ男へ本音をぶちまけ、事務の仕事は迷惑をかけないところで辞めること、もうケチ男の味方ではないから助けないと告げたリコさん。ミホに夢中のケチ男にさよならメールを送り、完全にお別れ……と思いきや、メール送信から2日目の夜。なぜかケチ男がメールをスルーして電話をかけてきたのです！

リコさんが勇気を出してさよならメールしたのに、終始その話をせず、自分の愚痴ばかりしゃべるケチ男。そんなケチ男がリコさん宅に一人暮らしセットを取りに行くと言ってきました。以前は説得して置いて行かせた荷物もすべて持っていくことを覚悟したリコさん。

一緒に準備してくれるリコさんへ、

「リコちゃん本当にやさしいなぁ。なんで俺のためにこんなできんの？」

と聞いてくるケチ男。

すると、リコさんは

「好きだから……かな？」

と、目に涙を溜めながら微笑んで言うのでした……。

元夫のやさしさに触れ、最後に甘えていると…

涙ぐんで自分に尽くすリコさんを見て、ケチ男も目を潤ませながら、

「リコちゃんやめて。泣けてくるからなかんでやっ！」

と言ってきました。

それを見たリコさんは、

何これ？ 何のやりとりやねん

裏切ったのお前やないかい！

と心の中でツッコミが止まりませんでした。

そんなやりとりの後、お昼はお弁当を買って一緒に食べることに。

リコさんは久しぶりに起き上がったこともあり、フラフラでしたが、どうしてもケチ男がミホを乗せた車に乗りたくなくて、自分の車を出しました。

しかし、家に帰ってからも食欲はなく、気持ち悪いまま……。

めまいがするためソファーへ横になろうと思っていたら……

「ここおいでよ」

ケチ男が自分の膝をポンポンと叩きながらそう言いました。

それを見たリコさんは、これも最後のやさしさか……と思い、甘えることに。

リコさんはミホとのことが気になり、この後会う予定なのと聞くと、ケチ男は少し動揺しながら夜に会うため本屋でも行こうかな……と返答。

しかし、ケチ男の性格を知っているリコさんは嘘を言っていることに気づきました。

「本屋？ 違うでしょ？ 本当はっ！ 何隠してるの？」

ケチ男を問い詰めると、

「えーっと実は……買いに行くんだ、バイ⚫️グラ。ミホさん公認で」

と白状したのです……。

別れることになった原因は自分の裏切りなのに、一緒になって泣くケチ男……悲しさや寂しさではなく、自分に酔って泣いているのかもしれません。それでも体調の悪いリコさんを気遣うやさしさを見せてくれました。

しかし、リコさんと別れた後は、ミホ公認でED治療薬を買いに行くと言うケチ男……。ある意味ケチ男らしいですね……。

Instagram：マチ（@sarelog_official）

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著者：マンガ家・イラストレーター マチ

ベビーカレンダー編集部