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「一緒にやりましょう」絶対ムリ!義家族の提案に乗れない絶対的な理由とは

  • 2023.7.14

私は運動が大の苦手です。そんな私が嫁いだのはまさかのスポーツ好き一家。義実家では頻繁にスポーツの話題があがりますが、私はいつものらりくらりとやり過ごしていて……?

運動音痴なのに嫁いだ先が…

私は、学生時代の通知表で体育がいつも「2」だったほど運動音痴です。走るのは遅く、ボールはキャッチできないですし、投げられません。苦手がゆえにどんどん嫌いになり、社会人になってからは運動とは無縁の生活を送ってきました。

一方で夫は、学生時代はバリバリの運動部でした。夫の家族もスポーツ好きで、義実家に行くとスポーツの話題でもちきりになることも。義家族が「水泳部のころは背中が逆三角形だったんだよ」「よく家族でバスケしたよね」と盛り上がっているとき、私はただあいづちを打ちながらニコニコしてやり過ごし、「私とは縁のない世界だなぁ」と思っていました。

そのスポーツだけはできません!

あるとき、義実家に行くと「みんなでバスケしに行こうよ」という話になったことがありました。そしてどうやらその「みんな」には私も入っている!? と気づき、私は大慌て。よりによってバスケだけは、どうしても無理です。

というのも、私は学生時代にバスケ部だったことがあります。運動音痴の私がバスケ部に入った理由は「仲のいい友だちがいるから」という安直なもの。そんな安易な考えで入部しましたが、練習はきつく、特に夏はサウナのような体育館の中で延々と続く練習がとてもつらかったです。

「やりがい」や「楽しさ」なんて感じることは微塵もなく、ただ「つらい」という気持ちしかありませんでした。そのときのトラウマがあり、バスケだけは二度とやりたくないのです。

家族でのバスケは遊びの延長線だと思いますが、されどバスケ。このときばかりは、私がいかに運動音痴かを切々と語り、自虐的な方法でなんとかお誘いを回避。無事、バスケをせずに済みました。

これが運動神経の違い!?

後日、義家族と外出をした際に、空き時間ができゲームセンターに行くことになりました。たまたまエアホッケーの台が空いていたので、みんなで遊ぶことに。さすがの私もエアホッケーくらいは人並みにできます。

張り切って台の前で構えますが……速い! それに、みんな本気で嫌なところを狙ってくるのです。「エアホッケーってこんなガチでしたっけ?」と手も足も出ない私をよそに、スポーツ好き一家の本気ラリーがしばし続きます。私は結局ほとんど参加できませんでしたが、本気で取り組む義家族たちはみんな素敵で、見惚れてしまいました。

今は、仕事や育児に忙しく、義両親も関節を傷めたりして、「運動をしよう」という話が出なくなりました。ホッとする反面、なんとなくさみしさのようなものを感じることも。そんな私は最近、運動不足を感じヨガをスタート。運動の楽しさを初めて感じています。今度は、私から義家族をヨガに誘ってみようかなと思っています。

著者/百田さく

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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