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1200社超が回答「夏のオフィスの冷房温度」の平均は?「28度設定では冷房効果が薄い」の声も 帝国データバンク調査

  • 2023.7.14
夏場のオフィス、冷房温度の平均は?
夏場のオフィス、冷房温度の平均は?

帝国データバンク(東京都港区)が、「夏の電力使用量の削減対策」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

クールビズでの提唱は「室温28度」

調査期間は2023年7月7日〜11日。有効回答企業数は1277社です。

「自社で推奨する夏場のオフィスにおける冷房温度」について聞いたところ、トップとなったのは「26度」(30.7%)でした。次いで「27度」(22.9%)、「25度」(18.7%)、「28度」(15.1%)と続き、25~28度を推奨する企業が9割近くに上ったことが分かりました。

また、平均の冷房温度は「26.2度」という結果に。規模別、業界別、地域別にみても大きな差異は表れておらず、おおむね平均26度程度に収まる傾向だったということです。

なお、企業からは「室温を27度以上28度未満に保つため、冷房の設定温度は26度にしている(金融)」「28度設定では冷房効果が薄く労働の効率が悪いため、あえて25度程度にしている(専門商品小売)」といった声が上がりました。

調査結果を受けて、同社は「推奨するオフィスの夏場の冷房温度は平均26.2度となっており、政府がクールビズで提唱する室温28度を目安にしつつ、快適な室温となるよう各社調整していた」「エネルギー価格の高騰は、物価上昇を加速させる大きな要因となり、各社各人の対応だけではその負担を吸収できないレベルに近づきつつある。引き続き節電努力は必要であるが、企業活動や国民生活を営む上で、安定的なエネルギー供給のみならずインフレ圧力の抑制につながる早急なインフラ整備が急がれる」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

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