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「何も知らないくせに…」危篤の父を看病する母へ夫の血も涙もない言葉に妻はついに<毒夫と父の葬式>

  • 2024.9.12

夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太が花屋を経営している中川ゆりと不倫していることを知った瓜田チャリさんでしたが、話し合った結果、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、お父さんたっての希望で手術をすることに。瓜田チャリさんがお父さんの病院へ行っている間、子どもの面倒すらまともに見ていなかった毒太。そんな毒太は、「お父さんが危険な状態になったのは、お母さんの呪いだ」など、ありえない発言を連発。さらに自分はお見舞いには行かないと断言しつつ、危篤状態なら仕事や家より優先して病院へ会いに行って来い……と言うのですが?

子どもとお留守番もろくにできなかった毒太を、瓜田チャリさんはもはや信用できません。

翌朝、毒太にお弁当を渡すと、プフッと吹いた後、

「お前さ! 俺の靴下、出し忘れてるやん! ミス多すぎ! どうやったら靴下だけ忘れるねん!」

と毒太はバカにして笑いながらそう言いました。

瓜田チャリさんは毒太へ言い返すことができず、ヒナコちゃんを保育園へ送っていると、たっくんママと遭遇。

昨晩のことを打ち明ける瓜田チャリさんに、

「緊急で困ったときはさ、3人うちで預かるよ」

たっくんママはやさしい言葉をかけてくれたのです。

意識がない父のお見舞いへ駆けつけると……

「でもさぁ、旦那さん、やっぱいろいろ変だよ。自分の奥さんのお父さんが危篤なのに」

「やっぱ……おかしいよね」

「うん……普通じゃないと思う」

たっくんママに励まされながら別れた瓜田チャリさん。

瓜田チャリさんは仕事をしながら、たっくんママに言われた“夫は普通じゃない”という言葉に「やっぱりそうなのか……」と改めて毒太のことを考えていました。

仕事を終えて危篤状態のお父さんが眠る病院行くと、病室にはすでにお母さんが来ていました。

「今日は職場落ち着いてたから早く病院行っておいでって言ってもらったのよ。お父さん……ひとりで寂しいやろなと思って」

そう言ってお母さんは、まだ意識が戻らないお父さんの顔を拭き始めました。

「しんどいやろうけど、がんばってなー」

お父さんを励ましてお世話をするお母さんを見て、

毒太……何も見てないくせに!

昨晩の毒太の言葉を思い出し、瓜田チャリさんは怒りが湧きました。

自分が好きになって結婚したら、夫の悪い部分は目をつぶってしまいがち。ただ、信頼できるママ友から「旦那さん普通じゃない」と言われた瓜田チャリさんは、少し目が覚め始めているようです。

ありえない発言を繰り返す毒太……。意識がなくても献身的に夫を支えようとするお母さんの姿を見せたいものですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ

ベビーカレンダー編集部

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