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土足で踏み込んでくる人を撃退! 言葉の護身術「最強のさしすせそ」って?

  • 2023.7.14

女子を困らせるひと言を、元気よくバットでかっとばす!

過酷な現実も軽妙な筆致で笑いに昇華してしまう作家・アルテイシアさんの人気作が、文庫になって登場した。

『モヤる言葉、ヤバイ人から心を守る 言葉の護身術』(大和書房)は、女性が現代日本で遭遇してしまう「モヤる言葉」に言い返す方法や「ヤバイ人」から身を守る方法などが満載の、現代社会を健やかにサバイブするための必読書だ。

褒めるフリをしたモヤる言葉や、アドバイスの体で実際は迷惑なだけの「クソバイス」、距離をとるべきヤバイ人の特徴......それぞれのケースに合わせて、アルテイシアさんの痛快かつ軽快な「護身術」が炸裂する。

勘違いする人々の共通点

3章「セクハラ・パワハラのセパ両リーグ開幕! 女性を標的にする『ヤバイ人』」では、女性が遭遇しがちな、セクハラ・パワハラに該当しそうなヤバイ言動が紹介されている。

「きみは才能があるから◯◯してあげるよ」「きみが悪い、きみが間違ってる」「妻と別れてきみと結婚したいよ」......こんな数々のヤバイ発言をする勘違いおじさんと並んで、アルテイシアさんが警鐘を鳴らすのが、年下の女性に対して上から目線で求めてもいない言葉をぶつけてくる「勘違いおばさん」だ。

「勘違いする人々に共通するのは『鈍感力』だ。人の気持ちに鈍感だから、相手が不快に思っていることに気づかない。時代の流れにも鈍感だから、アップデートできていないことにも気づかない」

バッサリ断言するアルテイシアさん。さらに具体的に、「なんで彼氏いないの? いつからいないの?」と、土足で踏み込んでくる人に対して、華麗に撃退する「最強のさしすせそ」を紹介している。

「なんで彼氏いないの?」
「さあ?」
「いつからいないの?」
「知らね」
「ずっと1人は寂しいでしょ」
「全然。すごーい私!」
「結婚出産が女の幸せよ」
「センスやばい(笑)」
「結婚した方がいいわよ」
「そうか?」

鈍感な人には、これくらい強気に出るべきだとアルテイシアさんは言う。

もし、ただ年上だからと言う理由で自分のほうが優れているかのような振る舞いをされたときは、この「最強のさしすせそ」を思い出そう。言葉の護身術を武器に、毅然とした態度で撃退してほしい。

【目次】
1章 悪気はないかもしれないが 褒めるフリをした「モヤる言葉」
2章 迷惑すぎるクソバイス アドバイス型「モヤる言葉」
3章 セクハラ・パワハラのセパ両リーグ開幕! 女性を標的にする「ヤバイ人」
4章 言葉の護身術でブロックしよう! 距離をとるべき「ヤバイ人」

■アルテイシアさんプロフィール
作家。神戸生まれ。オタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』(美術出版社)でデビュー。同作はTVドラマ化・漫画化もされた。著書に『生きづらくて死にそうだったから、いろいろやってみました。』(講談社)、『自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ』(KADOKAWA)、『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』(幻冬舎文庫)、共著に『田嶋先生に人生救われた私がフェミニズムを語っていいですか!?』(KADOKAWA)他、多数。

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