パリで偶然の出会いから始まった恋。「日本で待ってる」そう言って別れた、結婚までたどりつけるか？

主人公のカホは彼氏にふられた直後の傷心旅行で訪れたパリで日本人のレンと運命的な出会いをします。お互い一人旅だったこともあり、食事をし観光するうちにいい関係になった2人。キスをし、カホが帰国するまで恋人同士のように楽しい時間を過ごします。帰国日、空港まで見送りに来てくれたレンに「日本で待ってる！」そう言って別れます。偶然の出会いから始まった恋はどう展開していくのでしょうか？イルカさんによる『義姉と旦那が不倫した話』どうぞご覧ください。

夢じゃないかと疑ってしまうぐらい幸せな1日だった

パリの美術館で偶然ぶつかった日本人のレンと一緒にランチを食べたり、観光をしたりと楽しい時間を過ごしたカホ。2人はいい雰囲気になりキスをしますが、カホは幸せな今日一日が自分の妄想だったのではと思わず疑ってしまいます。しかし、レンからのメッセージを読んで「夢じゃなかった！」と改めて驚いているようですね。

まるで少女漫画のような出会いで、信じられない気持ちはよく理解できますね。海外で日本人に出会うことはよくあるかもしれませんが、ここまで意気投合することはなかなかあることではないと思います。

「日本で待ってる！」そう言って空港で別れた

カホが帰国するまでの数日、楽しい時間を過ごした2人。帰国日にはレンが空港まで見送りに来てくれて日本での再会を約束しました。彼氏にふられて落ち込んでいたカホでしたが、そんなことを忘れるぐらいの相手に出会えて本当に良かったですよね。しかも旅先だけの恋ではなく、帰国してからも再会できるなんてこんなにうれしいことはないのではないでしょうか。

東京に戻り、仕事に追われる日々を送っていたカホの元にレンからメッセージが届きます。親戚の結婚式のために急きょ実家のある沖縄に帰ってきたという連絡でした。そして電話で「結婚式が終わったらすぐ東京に行って仕事を探す」と言ってくれたのでした。急な連絡にとても驚いた様子のカホですが、レンの行動力がとてもうれしいですよね。

レンは有言実行してくれた

レンは言っていた通り東京で仕事を見つけ、2人は付き合って2年がたとうとしていました。レンはカホが憧れのシチュエーションでプロポーズまで計画し、いよいよ結婚目前の様子。プロポーズを匂わせるレンとそれに気づいて驚くカホがほほ笑ましいですね。旅先での出会いが結婚までこぎつけるとは、人生はわからないものです。

このプロポーズの後、結婚までの過程でレンの親類とトラブルになる一幕もあったそうですが、旅先での運命的な出会いからピュアなお付き合いに、キュンとするエピソードでした。

著者：こびと