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妻「私は家政婦じゃない!」雑用を押しつける義母へ下した「恐怖の制裁」【後編】

  • 2023.7.12

ケガをした義母の世話を頼まれ、過剰な要求にも耐えながらサポートを続けていた美樹さん(仮名)。しかし、たまたま耳にした義母の電話で、ケガはもう治っていることが判明。さらには美樹さんを“家政婦として”利用している、という本心まで聞いてしまいます。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、義母に対する30代妻の復讐エピソードをご紹介します。

義母が自分の悪口を言っている瞬間をしっかりと録音

「義母が私を家政婦扱いしている、と話しているところを、私はとっさにスマホで録音しました。録音を開始した後も義母の電話は続いていて、話題は私の悪口ばかり。聞いているだけで怒りが込み上げてきましたが、その場で怒鳴っては意味がないと我慢をして、怒りを抑えながら息をひそめて会話をすべて録音しました」

それから数週間経ったころ、義母から「ケガは治りかけてきた。でも歩くと疲れるから、これからも手伝ってね」と美樹さんのもとにLINEが届いたそう。すでに義母の本性と真実を知ってしまっていた美樹さんは、「これも嘘だろう」と思いながら、復讐のために義実家での快気祝いを提案したそうです。

「すると義母は、『いいわね! 盛大にやってちょうだい。お祝いだから、費用はあなたが負担してね』とノリノリで返事をしてきました。この快気祝いの場こそ、私が復讐する舞台として計画したものだったのです」

家族がそろっている場で義母の嘘を暴露!

予定通りに、義母の快気祝いを義実家で開催する日を迎えた美樹さん。その場に義父、義母、夫がそろったときに、全員の前で録音していた義母の電話音声を流して聞かせたそうです。

「その音声を聞き終えたとき、みんなに嘘をついてまで私に雑用をさせていたと知り、義父と夫は激怒しました。そして私は義母に対して、『私は、あなたの家政婦じゃありません!』ときっぱり告げることができたのです。
義母はとても慌てた様子でしたが、音声という確たる証拠があったので、言い逃れもできずにその場で脱力していましたね。でも最後まで『本当にケガがつらかった』とか『自分で家事ができなかったんだから、頼むのは仕方ない』などと言い訳をして、私への謝罪は一切ありませんでした」

この出来事を機に、その後は手伝いに行くこともなくなったうえ、義母との接点は皆無になったという美樹さん。夫は「母さんがひどいことをして申し訳なかった」と、美樹さんに謝罪をしたそうです。

美樹さんは義母と顔を合わせることはほとんどなくなり、年末年始や夏の長期休暇も、一旦は義父が一人で美樹さんと夫の暮らす家に遊びにくる形に落ち着いたとのこと。

「もう義母と私が親しくなることは、今後もないと思います。ありがたいことに義父との関係は良好で、義母と私が接点を持たないで済むよう、義父がずいぶんと気を遣ってくれています。
あのまま義母の悪事を暴くことができなければ、今もまだ私は義母からの嫌がらせに苦しんでいたと思いますし、場合によっては離婚もしていたかもしれません。そういう意味では、あのとき咄嗟に義母の音声を録音しておいて本当に良かったと思っています」

義母からの嫌がらせを家族に理解してもらうには、動画や音声といった証拠があるとスムーズです。家族間の問題だけにこじれると解決が難しい面も否めませんが、義母など親族の嫌がらせに悩み続けていると、体調面に影響が出てしまう場合もあります。取り返しがつかなくなる前に、自分を守る術も検討したほうがいいでしょう。

©bee32/Yuichiro Chino/gettyimages

文・並木まき

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