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ほとんどが自覚症状ナシ!? 「子どもに過干渉な親」の特徴と改善策

  • 2015.12.20
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こんにちは。ママライターのamuです。

自信がない、まわりの目が気になる、決断が苦手……。もっと、堂々と振る舞えたら。そう思う大人は、私も含め、意外と多いようです。

聞いてみると、共通していることの1つが、「幼少期から現在に渡り、親がなにかと口を出してきた」ということでした。

立石美津子氏の『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』によると、何でも気を利かせて先回りしてしまうと、自分では何もできない子になってしまうそうです。

●もしかしたら“過干渉”かも

ここで、浮かび上がる“過干渉” というワード。2015年よりNHK教育テレビで放送されている教育情報番組『ウワサの保護者会』 では以下の結果に。

『自分を過干渉だと思うか』341人アンケートによると、はい56%、いいえ29%、わからない15%。自覚しているだけでも半数以上のようです!

過干渉か否かチェックする項目があったので、まずは思い当たることがないか見てみましょう。

・わが子は年齢のわりに幼い方だと思う

・塾や習い事はすべて親が決めている

・子どもの考えや行動をすべて把握している

・子どもが悩んでいると、子ども以上に悩み落ち込む

・「あなたのため」と言うことがある

<解説>

・『わが子は年齢のわりに幼い方だと思う』&『塾や習い事はすべて親が決めている』

……該当する人は、「子どもには決められない。だから私が決めてあげる」という思いが強い。

・『子どもの考えや行動をすべて把握している」&「子どもが悩んでいると子ども以上に悩み落ち込む』

……潜んでいるのは、“子どもと一心同体”という心理。自分と子どもの考えは同じだと思いこんでしまう可能性がある。

・『あなたには決められない』や『一心同体』という気持ちがあると、「あなたのため」という言葉となって現れやすい。

5項目すべてに、子どもの自己決定を軽んじ、過干渉につながる危険性がある のだそうです。

NHKの『オトナへのトビラTV うちの親、毒ママ!?』という番組でも、

・携帯電話をチェックする

・友達づきあいに口出しする

・子どもの着る服を全て選ぶ

・1日の行動を把握したがる

・進路を決めようとする

・郵便物や机の中を見る

・勉強している時間を測る

・子どもの帰る時間に電話をかける

・「アナタのため」が口癖

・「嫌なら嫌ってはっきり言えば」とよく言う

などが、過干渉のパターンとしてあげられていました。

これは……、思い当たる節がないと言いたいところですが、実際結構ありがちな気もします。自分がされて嫌だったことでも、親になると忘れてしまうんですよね……。

私も門限が厳しく、友達との泊まりもどんな場合でもNG、日記を見られたり、電話まで規制されたり、そのことでどんどん反抗心がわきました。

しかしながら、心配であれこれ口出ししたくなる気持ちもわかるのです。

愛情や教育を大義名分にして過剰に口うるさくしていないか、どうしたら程よく客観的に子どもと向き合うことができるのでしょうか。

●過干渉にならない工夫

●(1)意識を他に向ける

自分の気が紛れる、イライラする対象から目をそらす。

●(2)自分のことをする

化粧・洗濯などをし、自分自身に興味をむけてみる。子どもを監視しせず、実際に部屋を変えて距離をとる。

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以上の2点があげられていました。仕事を自宅に持ち帰る、録りためたドラマをみるなど、同じ部屋にいながらお互いに他のことをしている時間も必要なんですね。

●自分が過干渉しやすいことを自覚する

過干渉をやめるには、自分が過干渉しやすいことを自覚するのが第一歩。その上で、言いすぎない・やりすぎない工夫 をすることが重要だそうです。

それでももし、過干渉をしてしまったら、『反省している気持ちを素直に子どもに伝え、フォローすることが大切だ』と尾木先生。これは、本当に大事なことだと思います。

私も娘に言い過ぎてしまったとき、「寝る前にガミガミ言われて嫌だったろうな、まあ明日仲直りしよう」。そう思って放置しかけますが、追いかけるようにしています。

「ごめん言い過ぎた、あんなに言われたら悲しかったよね」と、手を握ったあと、「でも、ママも怒るのは悲しいし、何度伝えても同じことされたら怒っちゃうしでツラいのよ。お互いに楽しく笑っていられるように頑張ろう」とフォローします。

そう言うと、娘もポロポロと泣き出すこともあり、抱きついてきたりします。そんなとき、心から放置しなくてよかったと思います。

 

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男の子も、女の子も成長とともに、親に話してくれていたことを友達にだけ話すようになります。口出しをしないで信じるのは勇気がいるけど、自分も失敗をしながら成長してきたことを思いだして見守ることも大事。

なんとなく、子どもの様子がおかしいときは、なにか悩みがあるかもしれません。

心配かけまいと親にだけはなかなか相談できないこともあるので、手遅れにならないよう、ときには踏み込むことも大事なのかもしれません。

一対一でじっくり話してわからないときは、子どものスマホを見てしまうこともあるかもしれません。ただ、絶対に胸に秘めて、子どものプライドを傷つけて信用を失わないように気を付けましょう。

開き直らないよう、事実だけを冷静に確認できるよう……。そして、その前に一番大事なのは、家を居心地よく楽しい場所にし、何を話してもどんな子でもまるごと受け止めてあげられる環境を作ること だと思います。

ママも隠し事なくオープンにして、ある程度ゆるくしていたらきっと話してくれる、と信じましょう。

【参考文献】

・『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』立石美津子・著

●ライター/amu(ママライター)

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