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アジェンダとオブザーバーを漢字で書ける?

  • 2023.7.12

重要な会議を控え、「アジェンダを用意しておいて」と言われるときに使う「アジェンダ」と、会議自体に直接的な関わりはないものの、重要な役割である「オブザーバー」の2つの言葉を日本語(漢字)にするとどのように書くのでしょうか。

■「レジュメ」とは違う「アジェンダ」とは

会議に向けて用意を求められるものとしては「レジュメ」もあり、「アジェンダ」と似ていますが正確には異なります。

まず「アジェンダ」は、会議やミーティングなどの内容や概要、またはこれから取り組もうとしている計画の概要を示したものです。

主に5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、何のために、どのように)の視点で概要をまとめたもので、アジェンダを見れば、これから行われる会議や計画の目的や参加者などの概要が分かります。事前に用意するアジェンダは、会議などの進行プログラムのような役割を果たします。

アジェンダは漢字で、「検討課題」「行動計画」と書けます。国立国語研究所「外来語」委員会の説明によると、「公式に取り組むべき検討課題」です。

これに対してレジュメは、実施する内容の重要なところをまとめておいたもの。発表・発言するときに使う資料で、カンペ(カンニングペーパー)のような役割とも言えます。なお転職活動でレジュメというと、履歴書や職務経歴書のような書類を指します。

■公平な会議に重要な「オブザーバー」

オブザーバーは英語で“observer”と書きます。公的な会議はもちろん、ビジネスの会議でもその立場が重要視されています。

会議に直接意見する立場ではないものの、第三者として参加し、一方的な会議にならないよう抑制させる役割です。オブザーバーがいることで、参加者が意識して冷静に会議を進行できるという利点もあります。

国立国語研究所「外来語」委員会は、オブザーバーを「陪席者」と言い換えることを提案しています。意味として「会議などで議決権はないが、ある目的のために参加を許された人」と解説しています。

また、委員会は「監視員」とも言い換えることを提案しており、意味として「国際間の取決めなどにおいて、ルールが正しく守られているかを監視する人」と解説しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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