浮気された上、夫の職場からも不当解雇⇒妻が夫に執着するまさかの理由とは＜6年経ったらさようなら＞

バツイチで三姉妹の子持ちママのリコさんは、同じくバツイチの彼・ケチ男と籍を入れずに同棲し、家族同然に暮らして事実婚状態でした。ところが、ケチ男がミホと浮気をしてリコさんの家を出て、ミホが営む民宿で同棲を始めたのです。ケチ男と離れることを決意したリコさんですが、仕事に関しては別でした。ケチ男から不当解雇されそうになり、リコさんは反論！ しかし、ケチ男は「リコちゃんのわがままじゃない？」とため息をつき、「裁判でも何でもしたらいいよ。会社潰してもいいし」と無責任な発言が飛び出したのです！

会社を潰す発言をしたケチ男でしたが、翌日には何事もなかったようにいつも通りミホの自慢話を始めました。自慢話が終わると、ケチ男は「事務の件考えてくれた？」と、ようやく本題へ入ってきました。

「子どももいるし、生活もあるからすぐには無理だよ」

リコさんはそう断ったのですが……？

我慢の限界がきた元妻がついに感情を爆発させ…！？…

リコさんはケチ男から突然告げられた解雇通告にモヤモヤしていました。本格的に追い出すつもりだから給料もあてになりません。

そもそも家族として歩んでいた時間って何だったの？

マッチングアプリで1日デートした女に何の魅力があったわけ？

何で私はケチ男に執着してるんだろう……。

ふたばちゃんとケイちゃんに愚痴を言っているだけで前に進めてないそんな自分にも嫌気がしていました。

そんなモヤモヤを抱えるリコさんに、再びケチ男から電話がかかってきました。

やはり話す内容はケチ男がリコさんに任せている事務のこと。モヤモヤしていてるため口調もキツくなり、その勢いでリコさんはつい感情をぶつけてしまいました。

「そっちの都合でいきなり辞めてって言うけどさ、私に何の保証もないじゃん！」

「何を言っても女の味方ばかり！ 正直あの女の魅力が私にはわからないよ！」

リコさんが今までずっと思っていた本音が溢れて止まらなくなりました。

するとケチ男は……

「はぁ～……リコちゃん不安定な女だから俺疲れる。もういいよ」

ついにリコさんはブチ切れてしまいました。

「もう限界だわ！ 私よく頑張ったわ！ 事務は迷惑かけないとこでやめてやる！ 役員も降りるから！」

「せいぜいあの女に利用されないようにね！ 味方だと思ってたけど、もう助けてあげることもできないから！ それだけは肝に銘じておけよ！」

慰謝料に関しても弁護士を入れて、ミホとケチ男の2人に請求することを伝えました。

「女も知識もない割にビッグマウスで困るわ！ ほんと経営者なの？」

今まで言えなかった暴言を泣きながら吐き、全部言い切るとスッキリしたリコさん……。

今までのリコさんは、浮気されたら冷めてバッサリ切っていました。そんなリコさんがここまでケチ男にこだわっていたのは、リコさんの大切な子どもたちを一緒に大切にしてくれていたから。

リコさんの元夫との別居が長く、父親をほぼ知らない子どもたちにとって、ケチ男は本当のお父さんだったのです……。

事実婚状態で不倫しておきながら、さらに仕事まで奪おうとして、それに抵抗しようとすると“不安定な女”扱いをされたら、ブチ切れてしまいますよね。

リコさんがケチ男に執着していたのは、血の繋がりはないものの、子どもたちにとって本当のお父さんのような存在だったから。でも、もうケチ男の味方になる必要はありません。リコさんがようやくケチ男との決別に一歩踏み出せて良かったですね。

Instagram：マチ（@sarelog_official）

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著者：マンガ家・イラストレーター マチ

ベビーカレンダー編集部