夏といえばカレー、カレーといえば......だし？

会社員でありながら、ご当地カレーのプロデュースやイベント出店、レシピ監修、メディア出演などカレーにまつわる活動をしているカレーマンさんのレシピ本『カレーはお出汁でこんなに変わる！ スパイスだしカレー』（大泉書店）が発売された。

今回のレシピ本は、欧風カレーでもインドカレーでもない。「だし」がテーマだ。

だしカレーで使う素材は、煮干し、かつお節、さば節、昆布、えびの殻。これらを掛け合わせると、うま味が強くなるという。本書では、カレーの味付け・スパイスに負けない「強いお出汁」をとる方法から紹介していく。

本書では、市販のカレールウやカレー粉は使わない。ホールスパイスやパウダースパイス、ハーブを使用して、カレー特有の香り・辛味・色をつける。そして、玉ねぎ、にんにく、しょうが、トマトで味のベースを作っていく。

だしカレーに欠かせないのが仕上げのオイルだ。風味を倍増させて、だしの香りを引き立てていく。

本書で紹介するカレーはあっさりしていて毎日でも食べられるほど。

なかでも「熱冷」が楽しめる冷やしだしカレーが、夏にオススメだ。薬味をトッピングしてさっぱり食べられる。

さらに、ジャポニカ米に加えて、バスマティライス、雑穀米、ターメリックライス、サフランライス、炊き込みご飯など、ライスにもこだわりが。他にも、トッピングや副菜も提案していく。

だしの種類を変えるだけで様々な風味を楽しむことができる。この夏は、ますます進化が期待されるだしカレーを楽しんでみてはいかが。

■カレーマンさんプロフィール
日本全国世界10ヵ国カレー屋食べ歩きカレーブロガー。現在はInstagramでの情報発信が中心。会社員の傍らご当地カレーのプロデュースやカレーイベント出店、カレーレシピ監修、テレビ、ラジオ出演など多方面で活躍中。2022年10月に堀江貴文氏と共同でお出汁のカレーライス専門店「カレーだしっ！」をオープン。