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【国分寺】畠山重忠縁の恋のパワースポット?鎌倉時代から続く「一葉松(ひとはまつ)」@東福寺

  • 2023.7.11

こんにちは!リビング多摩Web地域特派員のKoharu(こはる)です。

今回は国分寺の「一葉松(ひとはまつ)」という珍しい伝説を持つ松をご紹介します。この伝説は恋ヶ窪という地名にある恋にまつわるお話です。

恋ヶ窪の地名にまつわる鎌倉時代の悲恋物語

「一葉松(ひとはまつ)」があるのは西国分寺にほど近い東福寺というお寺の敷地内の本堂・事務所にむかう階段横にあります。近くには先日ご紹介した国分寺の観光名所になっている「姿見の池緑地」があり、お散歩などでいらっしゃる時はセットで行かれることをお勧めします。

出典:リビング多摩Web

「一葉松(ひとはまつ)」は、「姿見の池」に身を投げた宿場の遊女”夙妻太夫(あさづまたゆう)”と、昨年の大河ドラマ”鎌倉殿の13人”で中川大志さんが熱演された武蔵国の武士”畠山重忠”の伝説にまつわって植えられた松と言われています。

その伝説とは、”武蔵武士の鑑と呼ばれた畠山重忠と絶世の美女夙妻太夫が恋仲になるのですが、重忠に頼朝から西国での平家追討の命が下り、夙妻太夫を置いて重忠は西国に行っていってしまいます。

夙妻太夫に想いを寄せる別の男が「重忠は討ち死にした」と嘘をつき、夙妻太夫に重忠を諦めさせようとします。しかし重忠が討ち死にしたと信じた夙妻太夫はひどく悲しみ姿見の池に身を投げてしまった”というとても悲しい恋物語です。

そして恋ヶ窪の村人たちが夙妻太夫の死を憐れみ手厚く葬った後、墓標として一本の松を植えたのがこの松だそうです。松の幹は重忠のいる西へ伸びて行き、夙妻太夫の一途な思いからかこの松の葉が一葉になってしまったことから「一葉松(ひとはまつ)」と呼ばれ今でも大切に受け継がれているそうです。

「一葉松(ひとはまつ)」ってどんな松?

その「一葉松(ひとはまつ)」とはどんな松なのか?東福寺にある「一葉松(ひとはまつ)」の写真がこちらです。

出典:リビング多摩Web

スーッと上に伸びた松で、見た目は普通の松ですが、その葉っぱが普通とはちょっと違うんです。普通の松の葉は1束2針葉になっているものが多いですよね。でも、この「一葉松(ひとはまつ)」は1束1針葉になっているものを含んでいるのです。

以前高野山で弘法大師にまつわる三鈷の松(さんこのまつ)という1束3針葉という松を見たことはありますが、1束2針葉でない松は珍しいと言われています。

出典:リビング多摩Web

この松もとても珍しい松ということですね。松の横には「ヒトハマツ」と書かれた標識も立っています。

出典:リビング多摩Web

言い伝えの一葉松の木自体は枯れてしまったようですが枝を植継ぎ現在は三代目。

出典:リビング多摩Web

1束2針葉の中に1束1針葉を見ることができるそうです。わずかに残る一葉を見つけられたら恋のパワーがつくとかつかないとか…♡是非時間をかけて見つけてみたいものです。

恋にちなんだ物がもう一つ

東福寺にはもう一つ、恋にちなんだ物があります。それがこちらの”恋の鐘”です。

出典:リビング多摩Web

この辺りは全国でも数少ない”恋”の字がつく地名。東京に至ってはこの国分寺にある”恋ヶ窪”の1箇所だけというありがたい場所です。そんなことから作られた「恋の鐘」。幸福をひっかけると言われているピンクの猫のかぎしっぽも幸福が得られるようにと作られた物だそうです。

この「恋ヶ窪 東福寺の一葉松」については、国分寺・府中観光振興連絡協議会が発行するミニブックにも載っているので是非市役所や国分寺駅でゲットしてみて、ミニブック片手にお散歩してみてくださいね。

出典:リビング多摩Web

国分寺恋ヶ窪にある恋にちなんだ伝説を持つ「一葉松(ひとはまつ)」を是非見にいらっしゃいませんか?そして”恋の鐘”を鳴らして良縁と幸福を是非ゲットしてくださいね。

恋ヶ窪 東福寺の一葉松 住所:東京都国分寺市西恋ヶ窪1-39-5 アクセス:JR西国分寺から徒歩5分 ホームページ:http://kokufu.tokyo/spot_detail.html?id=278

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