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肌には生き方や魅力がにじみ出る|美しい日本女性が持つセンスのよい肌になるために①

  • 2023.7.10
肌には生き方や魅力がにじみ出る|美しい日本女性が持つセンスのよい肌になるために①
出典 FUDGE.jp

唯一無二のスキンケアカウンセラーとして、約30年もの間数えきれないほどのトラブルスキンに触れてきた鶴岡悦子さん。肌トラブルに悩むたくさんの女性と向き合いながら導き出したのは、“スキンケアだけでは肌は変わらない”ということ。肌は心の鏡であり、生き方そのもの。清らかな想いを持って暮らしを楽しみ、豊かな経験の積み重ねでオリジナルの肌が育ち、その人ならではの美しさとなる。センスのよい生き方をして、自分らしい肌を育てよう。

お話を伺ったのは…

スキンケアカウンセラー 鶴岡悦子さん
長年、国内外の大手化粧品メーカーの社員教育に携わり、スキンケアカウンセラーとしても活躍。2008年、東京・銀座にスキンケアカウンセリングの専門サロン「ひとやすみ」をオープン。「美しい日本女性の生き方とスキンケア」をテーマにした講座やカウンセリングに定評がある。肌だけでなく、意識や習慣、生き方まで変わり、前向きになれると多くの女性から信頼を寄せられている。(問)tel:03-5537-3322

“肌は年齢ではなく、生き方で変わります。内面が美しく整ったとさ、センスのよい底光りしているような肌に近づくのです”

「キレイな肌と聞き、どのような肌を想像しますか? 「キメが細かい」「しなやか」「透明感がある」「うるおいがある」といった言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。ですが、これらは一般的にノーマルスキンと呼ばれる肌のことであり、見える形にこだわり、あくまで表面だけを整えた状態のこと。20代、30代、40代と年齢を重ねていきながら目指していただきたいのは、内面に光がひそんでいるような“センスのよい”肌です。

これまでサロンを訪ねてくださった女性の中には、肌と一緒に心と身体も疲れている方がたくさんいました。話しているうちにだんだんと胸につかえていたものが取れ、帰る頃には穏やかな表情に変わり、血色のある肌が蘇えり、生き方まで変わっていく方もいらっしゃいます。たくさんの女性の肌に触れ、肌と心、身体はすべてつながっていると確信できました。内面を整えてこそ、その方の生き方や魅力がにじみ出るオリジナルの肌が育つのです。

言葉使い、仕草、ファッションなどすべてにおいて誰かの真似をしていませんか? 『みんなが持っているから』『誰かが言ったから』というように人の真似をしているだけでは、ただ不安な気持ちが残るだけ。やったことのないことに挑戦し、自分の好きなことを続け、誰もやっていないことをするという意識が内なるエネルギーをもたらし、その人の魅力になります。そして、ありのままの姿が映し出されたセンスのよい生き方へと変わっていくのです。とはいえ、自分らしく生きようとすると、必ず困難が訪れます。働いている人は、職場の上司や同僚などに合わせたり、子育て中の人は、子どもや家族に振りまわされてしまうこともあるでしょう。そんなときこそ心に耳を傾け、どう選択して乗り切るかで、自分が納得する姿でいられるのではないでしょうか。

シワができて老けたと思われるか、チャーミングと思われるかは、その人の生き方次第。人から“また会いたい”と思われるような、愛される人になりましょう。愛とは人を想いやる心を持ってこそ育まれるもの。内側にある豊かな想いが表に現れたとき、人にかける言葉や接し方、日常の生活習慣が変化してくるはずです」

photograph:Keiko Ichihara edit&text:Chie Sakuma re-edit:Yuri Iwata[press lab]
※kiitos. vol.20(2021年8月6発売)より抜粋。

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