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どうも気分が沈む…「なんとなくブルー症候群」を食べて改善させる方法3つ

  • 2015.12.19
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“特別何かがあったわけでもないのに”気持ちが沈んでしまうことはありませんか? 日々の忙しさに追われ、ふとした瞬間に「私、何やってんだろ……」と何もかもに嫌気がさしてしまった経験がある人もいるかもしれません。

そこで今回は、メンタルケアを重視した食事指導を行う筆者が、落ち込んだ気持ちをスッキリさせる食品をご紹介したいと思います。

 

■落ち込んだときに「

食べるべき」3つ

(1)牡蠣

牡蠣といえばその主成分は亜鉛。亜鉛はコラーゲンの生成には欠かせないミネラルとして有名ですが、実は脳内で働く100以上の酵素の働きに欠かせない成分でもあります。

そのため、亜鉛が不足するとイライラや疲労感、無気力、無感動、うつ状態といった症状を招くのです。「牡蠣が苦手……」という人は小麦胚芽やアーモンドなどで亜鉛を補給するといいでしょう。

(2)鮭

鮭のなかでも特に紅鮭に多く含まれるビタミンDは、近年うつ病患者にも投与されるなど“気持ちの落ち込み”にはかなりの効果が期待できます。

紅鮭の他にも白キクラゲやちりめんじゃこなど、天日干ししたものにもビタミンDは多く含まれていますよ。とはいえ、こうした干物類は乾燥機で乾燥されているため、使用前に日光に当ててから使った方が賢明でしょう。

また、白鮭には気持ちを落ち着かせるビタミンB12が多く含まれており、落ち込みや不安感を緩和する働きがあります。

(3)鶏レバー

日常的に鶏レバーを食する人はあまり多くないとは思いますが、鶏レバーに多く含まれる葉酸は脳や神経システムを正常に保つ働きがあるため、気分の落ち込みを改善するといわれています。レバーが苦手だという人は、モロヘイヤや春菊、ほうれん草などをできるだけ多く食べるといいでしょう。

この他、幸せホルモンと呼ばれる“セロトニン”のもととなるトリプトファンを多く含む肉類やマグロなどのタンパク質も気持ちの落ち込みにはいいとされています。やはり、極端に野菜に偏ることなくバランスよく食べることが重要です。

 

■スイーツは食べちゃダメ!?

「甘いものを食べると幸せな気分になるのに何でスイーツが出てこないんだろう」と思われる人もいるかもしれません。実は、砂糖は脳の報酬系を刺激し一時的な快楽を与えてくれるものの、その後さらに気分が落ち込んでしまうリスクが高いのです。

気持ちが落ち込んだときは、できるだけ甘いものを避けた方がいいでしょう。

 

いかがでしたか? 意外な食品が多かったかもしれません。しかし、日々の食生活であまり摂ることができていないことに気がついたのならぜひ食卓の改善してみてくださいね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Antonio Guillem / shutterstock

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