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「そろそろ迎えがくる」認知症の祖父に、祖母と家族が語った愛ある言葉

  • 2023.7.8

誰でもいつかは死を迎えるもの。わかってはいても、家族や親しい人にはいつまでも元気でいてほしいものです。でも、本人にとってはいつお迎えがやってくるか考えると、不安になってしまうものかもしれません。そんなときは家族はどんな対応をしするのがいいでしょうか…。かぞくのかたち@育児漫画(@pokotaro0301)さんの漫画『おじいちゃんが突然85歳の誕生日で死ぬと言い出した話』をダイジェストでご紹介します。

「わしは次の誕生日に死ぬ」祖父の言葉に驚き…

かぞくのかたち@育児漫画(@pokotaro0301)さんの祖父は認知症を患っており、85歳の誕生日を迎える数か月前、突然「次の誕生日に死ぬ」と言い出しました。

具体的なイメージもあり、祖母がどれだけ「そんなことない」と言っても聞く耳を持たない祖父。

「誕生日にお迎えがくる妄想なんて悲しい」と祖父の気持ちを考える孫のかぞくのかたちさんは、祖母と話し合い、息子のそうくんも連れて行ってみんなで祖父の誕生日会を開催することにしました。

誕生日パーティーが終わったらどうなる?

そして迎えた誕生日当日、祖父を祝うために家族が集まります。認知症で表情も乏しくなった祖父ですが、無邪気に接するひ孫のそうくんには、久しぶりに笑顔を向けてくれました。

誕生日当日にもまだ祖父の妄想は消えておらず、パーティーが終わったらどうなるのか不安に思いながらも、場を盛り上げるかぞくのかたちさん。

パーティーがひと段落し、くつろいでいると「そろそろ迎えが来るかな」と言い出した祖父。「そんなもんは来ませんよ!」と祖母はきっぱり言い返すのでした。

みんなの言葉で妄想が消えた

祖母の一言をきっかけに「お迎えなんかけーへんよ~」と、皆からの「けーへん」コールに納得した様子の祖父。ひ孫のそうちゃんを始め、家族の温かな雰囲気で場が和んだようですね。

祖父は本気で誕生日にお迎えが来ると信じ切っていたようです。きっとひとりで不安に思っていたのでしょう。祖母の「これからも元気に長生きして」という言葉に愛を感じるお話でしたね。

著者:ママリ編集部

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