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手軽に栄養も摂れる!時短と節約が叶う「冷凍おにぎり」のすすめ

  • 2023.7.8
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お米は冷蔵より冷凍保存の方がおいしい?!

わたしたち日本人にとって、なくてはならない食材である「お米」。

共働きや子育て世帯においては、一度にたくさん炊いて保存しているご家庭も多いのではないでしょうか。

ストックごはんをおいしく食べるなら、冷蔵よりも冷凍がおすすめです。

ごはんのおいしさが低下する原因は、デンプンの老化。デンプンが最も老化しやすい温度は0~4℃。そのため冷蔵室で保存すると、老化が進みやすくなります。

一方冷凍では、水分が凍結し柔らかく消化のよいαデンプンに近い形で保たれるので、再加熱してもおいしく食べられます。

一回で多めにごはんを炊いて冷凍保存しておけば、炊飯時間を省くことができ、食べたい時にすぐに食べられる「時短」効果や、特売なども活用すれば電気代と合わせた「節約」効果なども期待でき、うれしいことづくしなんです♪

あると安心な「冷凍おにぎり」のすすめ

お米の冷凍において、白ごはんを冷凍したことがある人は多いと思いますが、おにぎりは冷凍したことがないという人も多いのではないでしょうか。

おにぎりは簡単に作れるだけでなく、具のバリエーションも豊富で、工夫すれば手軽に栄養が摂れるので、いろんな具でまとめて作って冷凍ストックしておけば、その日の気分に合わせて、好きなものを選んで食べることもできます。

忙しい時でも、とにかくラクにパッと食べられ、腹持ちもばっちりなので、1日のスタートのお供としてもおすすめですし、これからの行楽シーズンでのパーティーなどにも活用できておすすめです。

冷凍してもおいしさキープ!おにぎりの冷凍保存方法
【1】炊き立てのごはんをサランラップ®で包む

炊き立てをサランラップⓇで包むことで、ベストな水分状態と炊き立ての香りを守ることができます。炊飯器で保温したり、冷蔵室で保存したご飯は乾燥したり、デンプンが老化しているため、冷凍しても炊き立ての味には戻りません。そのため、炊き立てで作るのが重要です。

【2】ジップロック®フリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍

サランラップⓇで包んだら粗熱を取り、ジップロック®フリーザーバッグに入れることで、水分や風味・香りを逃がさず保存できます。

【3】形は薄く、均等な四角の「ざぶとん形」に!

薄く、均等な四角い「ざぶとん形」にすることで、解凍するときにムラなく加熱できるんです。厚さの目安は2cmくらいです。ジップロック®フリーザーバッグにぴったり4つ入り、バッグに入れることで冷凍室にコンパクトに収納できますよ。

手軽に作れる!華やか冷凍おにぎりレシピ

いろんな具材で作るというと、面倒に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に好きな具を炊き立てごはんに混ぜ込むだけ。特別なことは必要ありません。

今回は、時短料理研究家の若菜菜まりえさん監修の冷凍おにぎりの簡単レシピをご紹介します。

オムライス風おにぎり
材料(2個分)

・ごはん……200g
・鶏そぼろ(市販品)……30g
・卵……1個
・ピザ用チーズ……10g
・ケチャップ……大さじ1

作り方

1. 炒り卵を作る。「ジップロック®スクリューロック®(473ml)」に卵を入れてよくときほぐし、塩少々、砂糖少々(好みで)、マヨネーズ小さじ1/2を加え混ぜる。フタをせずに、電子レンジ(500W)で約40~50秒加熱し、数本の箸でよくかき混ぜる。

2. ごはんに、鶏そぼろ、ピザ用チーズ、ケチャップを混ぜ、炒り卵も加え混ぜる。

3. 「サランラップ®」を広げ、1の1/2量を四角く形を整えながらのせる。

4. 「サランラップ®」で四方からなるべくごはんをつぶさないようにぴったりと包み、約7cm角、厚み約2cmのざぶとん形に整える。もう1つも同様に作る。

5. 「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。

天かす青菜おにぎり
材料(2個分)

・ごはん……200g
・天かす……大さじ2
・青菜ふりかけ(市販品)……小さじ2

作り方

1. ごはんに、天かす、青菜ふりかけを混ぜる。

2. 「サランラップ®」を広げ、1の1/2量を四角く形を整えながらのせる。

3. 「サランラップ®」で四方からなるべくごはんをつぶさないようにぴったりと包み、約7cm角、厚み約2cmのざぶとん形に整える。もう1つも同様に作る。

4. 「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。

梅じそおにぎり
材料(2個分)

・ごはん……200g
・梅肉(塩分7%のもの)……20g
・青じそ(せん切り)……4枚分
・いり白ごま……小さじ2/3

作り方

1. ごはんに、包丁でたたいた梅肉、青じそ、ごまを混ぜる。

2. 「サランラップ®」を広げ、1の1/2量を四角く形を整えながらのせる。

3. 「サランラップ®」で四方からなるべくごはんをつぶさないようにぴったりと包み、約7cm角、厚み約2cmのざぶとん形に整える。もう1つも同様に作る。

4. 「ジップロック®フリーザーバッグ」に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、冷凍保存。

食べるときは

1. 「サランラップ®」をはがして、耐熱皿に冷凍したおにぎりをのせる。

2. 「サランラップ®」でゆったりとふたをし、電子レンジ(500W)で1個につき、約2~3分加熱する。

3. 温度ムラをなくし、手で持つことができる温度にするため、加熱後そのまま1~2分放置する。

4. 「サランラップ®」で下部を包んで、いただく。好みでのりを巻いてもよい。

冷凍おにぎりでゆとりある朝を

朝は一分一秒でも無駄にできない時間帯。
出勤準備やこどもの身支度に加え、朝ごはん作りとタスク過多で毎日本当に忙しないですよね。

そんなとき、温めるだけで食べられる冷凍おにぎりがあれば、きっと「作っておいてよかったーーー!」と実感されると思います。

小さなお子さんの場合は、あれこれ作っても食べるのに時間がかかってそれが親御さんのストレスになってしまうこともあるかと思いますが、冷凍おにぎりなら食べるのも簡単で栄養も摂れるのでなおおすすめです。
具だくさんの味噌汁をつければもうご馳走ではないでしょうか。

冷凍おにぎりを賢く活用し、一日の始まりを余裕をもって過ごしたいですね。

情報提供:冷凍王子 西川剛史(にしかわ・たかし)氏

大学で食品栄養学を専攻し、学生時代から冷凍食品に魅了される。冷凍食品メーカー、冷凍食品販売会社の商品開発部門などで勤務。冷凍食品会社で経験したことや独学での実験に基づく知識を生かし、現在は冷凍に関する第一人者として、テレビ・雑誌・ラジオなどでも幅広く活躍。

レシピ監修:時短料理研究家・料理インフルエンサー 若菜まりえ(わかな・まりえ)氏

簡単・時短レシピサイト「つくりおき食堂」主宰。
子育てしながら仕事する中、「忙しいけど料理がしたい!」という思いから時短レシピの開発に注力。家にある調味料でサッと作れてパッと味が決まる超簡単レシピを紹介、人気を集める。 SNSはTwitterをメインに活動しておりフォロワー数は59万人(@mariegohan )。最新刊『つくりおき食堂の超ベストレシピ』は大好評発売中!

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