美味しい＆ヘルシーで話題の「スーパー麺」。旬の夏野菜を使った調理時間10分以内のギルトフリーレシピ5選

今、美容通やダイエッターたちの間で話題沸騰中なのが「スーパー麺」。ヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロさんや、指原莉乃さんがSNSで大絶賛したことをきっかけに、売れに売れているグルテンフリーの次世代ヌードル。まだ知らないという人にも、すでにファンの人にも、スーパー麺の魅力から、スーパー麺を使った夏野菜たっぷりのレシピまでを大公開！

まずは、開発のきっかけや人気の秘密、味や食感、食べ方などについて、販売元である株式会社ウォンツが運営する「スーパー麺」の公式通販ショップ、OUCA.Shop（謳歌ショップ）店長の山口雅朗さんに詳しく伺いました！

特長① グルテンフリーの玄米麺

「スーパー麺」を開発したのは福井県・鯖江市にある株式会社ウォンツというECトータルサポート事業を中心に行う会社。その会社から「スーパー麺」が誕生した経緯とは？

「スーパー麺は、実は当社の創業者が、小麦アレルギーの息子のために開発したものなんです。創業者の息子はラーメンやパスタが大好きだったのですが、あるとき体調不良に陥り、アレルギー検査をしたところ小麦アレルギーであることが判明。そんな息子を不憫に思った創業者が、美味しくて健康にいい米粉でできた麺を作れないかと、全国を駆けまわって試行錯誤の末に完成したのが玄米で作ったスーパー麺なのです」（山口さん）

そんなスーパー麺の人気の秘密は？

「スーパー麺は小麦粉を使わず、玄米を焙煎してじゃがいものでんぷんと混ぜ合わせて作っているのでグルテンフリーなのが大きな特長で、小麦アレルギーの人でも安心して食べていただけます。塩、化学調味料、保存料、着色料も無添加です。また、玄米を使っているので、亜鉛や鉄、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが摂れるのもメリット。特に現代人に不足しがちなカルシウムについては、精白米の約83倍もの量が含まれています。食物繊維も小麦粉の麺より多く含まれているので、血糖値の上昇も緩やかです。スーパー麺は1食分100gと普通のパスタなどの麺の１食分より少なめですが、弾力性があって噛みごたえがあるので満足感が高く、腹持ちがいいのも魅力です。そんな特徴から、小麦アレルギーの人だけでなく、ダイエットをしたい人からも支持をいただいたようです」（山口さん）

特長② コシのあるモチモチ食感

気になるのは、スーパー麺の味や食感。

「大豆など小麦粉以外で作られているグルテンフリーの麺は、味にクセがあるものが多いのですが、スーパー麺は味にクセがなく、コシのあるモチモチした食感が特長です。焙煎した玄米を使っているのでほんのり香ばしさがありますが、ゆでるとほとんど気にならず、パスタ風に、焼きそば風に、ラーメン風にといろいろなアレンジが楽しめます」（山口さん）

特長③ ゆで時間は細麺でたったの60秒

スーパー麺は、短時間で調理できるのも人気の理由。これからの暑い時期にも嬉しい。「普通のパスタより、ゆで時間が格段に短く、細麺はたった1分でゆで上がります。パスタや素麺のようにお湯をいっぱい沸かさなくても、フライパンでゆでられるのも手軽。市販のパスタソースなどをかけて食べてもOKなので、忙しくて料理を作る時間がないときや、夜遅く帰って疲れているときなどにもぴったりです」（山口さん）

調理は電子レンジでもOK！ 麺と一緒にゆでた水には、玄米の旨味と栄養が染み出るので、そのまま使うのもおすすめとのこと。「スーパー麺は電子レンジでも調理可能です。耐熱容器にスーパー麺1食分と水400ccを入れて、電子レンジ（500W）で5分30秒温めれば完成です」（山口さん）

定番は細麺と平打麺の2種

今回レシピを紹介する細麺のほか、平打麺も定番商品。スーパー麺（左）細麺、（右）平打麺 各100g×6食 ￥2100／OUCA.shop「味や食感は基本的に同じで、形状とゆで時間が違います。平打麺は熱湯で90秒。そばやラーメン風に食べるなら細麺、パスタなら平打麺というように使い分けている方が多いようですが、自分の好みに合わせて、自由にアレンジを楽しんでみてください」（山口さん）マキアでもおなじみの小田切ヒロさんもいち早く着目し、「めちゃくちゃ美味しい！ 常に50個くらい家に置いてある」とYouTubeで大絶賛。それを機に人気に火が付き、今や販売数が30万食にも届く勢いなのだそう。公式のネットショップのほかに、Amazonなどでも購入可能。

10分以内でできる！ スーパー麺×夏野菜レシピ５選

世界を旅する、料理研究家。NHK「きょうの料理」や冠番組「ヤミーの3ステップクッキング」（長野朝日放送）等、テレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍。ベストセラーとなった著書も多数あり、近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』（いずれも主婦の友社）など。また、少人数制料理教室「Yummy‘s Cooking Studio」を主宰しており、世界中の料理が自宅でも簡単に作れると人気を博し、オンラインクラスも開講されている。昨年、もったいないを美味しい食品に変えるプロジェクト「あすまるさんキッチン」を開始するなど、食品ロスを減らす活動も精力的に行っている。

酸っぱ辛いスープがやみつきに！「トマトサンラータン麺」

夏が旬のトマトをたっぷり使ったサンラータン麺。酸っぱ辛いスープが食欲をそそり、夏バテして食欲がないときにも最適。火の通りが早い野菜を使っているのでスープも素早く作ることができ、忙しい日の在宅ランチや、帰宅が遅くなった日の夕食にも◎。

材料：1人分 調理時間：10分

スーパー麺 1袋
鶏むね肉 50g
A 塩 少々
A こしょう 少々
A 片栗粉 適量
えのきたけ 1/4パック
トマト 1個
小ねぎ 2本
卵 1個
水 200ml
中華スープの素（顆粒） 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
ラー油 適量
粗びき黒こしょう 適量

作り方

① 鶏むね肉は皮を取り除いて細切りにし、Aを塩、こしょう、片栗粉の順にまぶす。えのきたけは4cmに切ってほぐし、トマトはざく切り、小ねぎは4cmに切る。卵は溶いておく。
② 鍋に水を入れて沸かし、中華スープの素を入れる。鶏むね肉を加えてほぐしながら煮て火が通ったら、えのきたけを加えて2分ほど煮る。しょうゆ、トマト、小ねぎを加えて再度煮立ったら、溶き卵を加えて火を止める。
③ 別鍋に湯を沸かし、麺をほぐしながら入れて、1分ゆでてザルに上げ、器に入れる。②をかけてラー油と粗びき黒こしょうをふりかける。

爽やかな香りが口いっぱいに広がる「フレッシュトマトの冷たい麺」

すりおろしトマト＆にんにくと、バジルのフレッシュな風味が広がる夏にぴったりの爽やかな冷製パスタ風。弾力のあるスーパー麺は冷たい麺にもぴったり。塩、こしょう、オリーブオイルだけのシンプルな味付けながら、生ハムがアクセントになり、食材そのものの美味しさを堪能できます。

材料：1人分 調理時間：8分

スーパー麺 1袋
トマト 1個
にんにく すりおろし小さじ1/4
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
オリーブオイル 大さじ1
生ハム 1枚
バジル 適量

作り方

① トマトはおろしがねですりおろしてボウルに入れ、にんにくすりおろし、塩、こしょう、オリーブオイルを加えて混ぜる。
② 別鍋に湯をわかし、麺をほぐしながら入れて1分ゆで、ザルに上げ、流水で冷やす。
③ ②の麺の水気をしっかりと切って、①のトマトソースのボウルに入れてしっかりと和える。器に盛り付けて生ハムとバジルを飾る。

柔らかいなすに香ばしいごまみそがマッチ！「蒸しなすのごまみそ和え麺」

電子レンジで加熱して柔らかくしたなすとスーパー麺に、ほんのり甘くて香ばしいごまみそが絶妙にマッチした、ほっと落ち着く味わいの和え麺。トッピングした青じそが豊かな香りをプラス。基本的な調味料だけで簡単にできるのに味は絶品！

材料：1人分 調理時間：8分（冷ます時間はのぞく）

スーパー麺 1袋
なす 1個
青じそ 1枚
A 麺つゆ（3倍） 小さじ1
A みそ 大さじ1
A すりごま（白） 大さじ1
A 砂糖 小さじ1
A ごま油 小さじ1
水 大さじ3

作り方

① なすはヘタを切り落とし、皮をむいてラップで包む。電子レンジ（600W）で2分ほど、しんなりするまで加熱する。そのまま冷まして食べやすく割く。青じそはせん切りにする。
② ボウルにAを入れてよく混ぜ、水を加えて溶き混ぜる。
③ 別鍋に湯を沸かし、麺をほぐしながら入れて 1分ゆでてザルに上げ、流水で冷やす。
④ ③の麺の水気をしっかりと切って器に入れ、蒸しなすをのせる。②のタレをかけて青じそを飾る。

クリーミーで優しい韓国風の一皿「ウマ辛きゅうりの豆乳冷麺」

電子レンジで麺をゆで、その中に調味料を入れてどんぶりひとつで作れる簡単レシピ。韓国のコングクス（豆乳味の冷麺）風に豆乳を入れ、きゅうりのコチュジャン和えをトッピング。マイルド＆クリーミーな豆乳と、甘辛いコチュジャンを和えたきゅうりが好相性。暑い日でもスルスルと箸が進むこと間違いなし。

材料：1人分 調理時間：10分

スーパー麺 1袋
きゅうり 1本
塩 小さじ1/4
A コチュジャン 小さじ2
A 砂糖 小さじ1
A ごま油 小さじ1
A 炒りごま（白） 小さじ1
A 酢 小さじ1/2
水 2カップ
白だし 小さじ2
無調整豆乳 150ml
氷 50g
ゆで卵 1/2個
のり 適量

作り方

① 耐熱のどんぶりに麺をほぐして入れ、水をそそいで電子レンジ（600W）で5分加熱する。湯を切って氷を入れてよく冷やす（※湯を切るときは熱いので火傷に注意）。
② きゅうりを縦半分に切ってから、斜め薄切りにして塩をまぶしてもみ、水分を絞る。Aを加えてよく和える。
③ どんぶりに白だし、無調整豆乳を加えてよく混ぜ、②、ゆで卵、ちぎったのりをトッピングする。

ボリューム満点！ 間違いない美味しさの「ゴーヤとツナの炒め麺」

夏の定番“ゴーヤチャンプルー”風の焼きそば。ツナを1缶使ったゴーヤチャンプルーと、コシのあるスーパー麺の組み合わせは食べごたえがあり、がっつり食べたいときにもおすすめ。夏の暑さに疲れた心と体に元気を与えてくれる一皿です。

材料：1人分 調理時間：10分

スーパー麺 1袋
ゴーヤ 1/4本
玉ねぎ 1/4個
ツナ（油漬け缶） 1缶（70g）
卵 1個
サラダ油 大さじ 1
塩 小さじ1/4
しょうゆ 小さじ1/2
こしょう 少々
かつお節 適量

作り方

① ゴーヤはわたをスプーンなどで取り除き、5mmほどの薄切りにする。玉ねぎは1cmのくし切りにする。卵は溶いておく。
② フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、ゴーヤと玉ねぎをさっと炒める。ツナを漬け油ごと加えて炒め、野菜に火が通ったら、塩、しょうゆ、こしょうで調味する。いったん火を止める。
③ 別鍋に湯を沸かし、麺をほぐしながら入れて1分ゆで、ザルに上げて水けを切る。
④ フライパンを再度中火にかけ、麺を加えて炒め合わせる。フライパンの手前のスペースをあけて溶き卵を加えて半熟になるまで炒め、全体を炒め合わせて皿に盛り付け、かつお節をのせる。

撮影／佐々木美果 スタイリング／シダテルミ 取材・文／和田美穂 企画・構成／髙橋里佳（MAQUIA） 撮影協力／UTUWA