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水道水と何が違うの? 「ミネラルウォーター」のメリット&選び方

  • 2015.12.19
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【女性からのご相談】

最近、日常的にミネラルウォーターを飲んでいる人が増えているようですが、水道水との一番の違いは何なのでしょうか?

●A. ミネラルが多く含まれており、おいしくて飲みやすいということではないでしょうか。

ご相談ありがとうございます。理学療法士のOHSAWAです。

最近、コンビニやスーパーでも多種多様なミネラルウォーターが販売されていて、多くの方が愛飲されていますよね。

そこで今回は水道水とミネラルウォーターの違いを説明していきますね。

●水道水はおいしくない?

私自身もそうでしたが、最近まで、家庭では普通に水道水を飲んで育ってきた方が多いかと思われます。

ただ、一度ミネラルウォーターを飲んだ後に水道水を口にすると、どこか雑味が感じられませんでしたか?

これは、水道水を消毒するための塩素や、塩素が水中のアンモニアと結合してできる結合塩素によってカルキ臭が強くなることによるものです。

それがないミネラルウォーターは、やはりおいしく感じられるのでしょう。

ミネラルウォーター急増の背景には、水道水に対する不信感 があったことはいうまでもありません。

前述した塩素やカルキ臭、発がん性物質のトリハロメタンなどを心配する声が多く、特にマンションタイプの住居に住んでいる人は、屋上に設置された受水槽への異物混入やカビの発生を不安に思っているようです。

たしかに、ひと昔前は日本の水質汚染が問題視されていました。しかし、最近は水もキレイになり、以前のようにたくさん消毒をする必要もなくなったため、安全性は高まっています。

●水を飲むことは健康へつながる

ミネラルウォーターを摂取するようになった背景には、以前よりも水の重要性が理解されてきたことにあります。

現在、生命に関わる重大な病気である脳梗塞や心筋梗塞にかかる方が増えています。いずれも原因の多くは血管の詰まりで発症する病気です。

血管が詰まるということは、血液がドロドロである場合が多いため、病気のリスクを減らすためには血液はサラサラである状態が望ましいのです。そこですぐに血液をサラサラにしてくれるのが“水” です。

人間は血管とともに老いるともいわれますが、血液をサラサラにしておくことで血管壁へのコレステロールや老廃物の付着を妨げます。

血管の若さを保つことで脳梗塞や心筋梗塞などの疾病を予防するとともに、肌年齢、骨年齢を実年齢より若く保ち老化を遅らせることも、水を飲むことで可能になるのです。

その他にも水を摂取することで大腸は刺激されるため便秘解消や、多く摂取することで痛風の改善や、尿路結石の予防や治療にもつながります。

●ミネラルウォーターのメリットは?

ミネラルウォーターとは一口に言って、地中の鉱物(ミネラル)が溶け込んだ地下水のことです。

含まれるミネラル量・比率も千差万別で、純水に近いものから、ふんだんにミネラル分を含むものまでさまざまあります。

ミネラルは酵素の中核となり代謝に必要不可欠な栄養素です。

ミネラルは水に溶けてイオン化(電解質)したカタチが一番吸収性に優れているため、有益なミネラルを食べ物以外から摂取するなら、ミネラルウォーターが最適 と言えます。

●ミネラルウォーターの選び方

ミネラルの代表的な栄養素はカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウムの4種類で、ミネラルウォーターごとに含有量に差があります。

購入する際にラベルを見て確認して、より自分が摂取したいミネラルが多く含まれているのを選ぶのも良いでしょう。

ただ、ミネラルが豊富に含まれるのは“硬水”であることが多く、普段私たちが飲んでいる“軟水”とは少し味に違いがあり、重く感じられることがあります。

また、急に多量に硬水を摂取するとおなかを下す可能性もあるので、少し注意した方が良いでしょう。

【参考文献】

・『基礎知識からわかるミネラルウォーターBOOK』井上正子・監修

●ライター/OHSAWA(理学療法士)

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