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7月7日「七夕」、願いをかなえるための5つのアクション、短冊の色が持つ意味、疑似体験で引き寄せの力を強化…

  • 2023.7.7

そもそも「七夕」ってどんな日?

「七夕」ってどんな日
「七夕」ってどんな日

7月7日(金)は「七夕」ですね。子どもの頃に、短冊に願い事を書いた経験を持つ人も多いのではないでしょうか?実は、その短冊の願い事をかなえてもらうには、守らなければいけないことがあるんです。願い事をかなえるべく、守るべきこと5つを紹介します!

まず、「七夕」といえば、おりひめとひこぼしの話ですよね。「詳しくは知らない……」という人のために、そのストーリーを紹介します。

天の川のほとりに、天帝の娘・おりひめという女性がいました。彼女は機織りがとても上手で大好きでした。そのため、年頃になっても、着物や化粧にも興味を示さず、恋人も作らずにずっと働いてばかり。それを心配した父親の天帝が「娘にふさわしい人を……」と探して見つけ出したのが、真面目に働く牛飼いの青年・ひこぼしでした。

2人はひと目でお互いを気に入り結婚します。ですが、結婚するとたちまち働き者だった2人が全く働かなくなってしまったのです。天帝が何度注意しても聞かず、ついに天帝の怒りは大爆発!2人を天の川の東と西に無理やり引き離したのです。それ以来、おりひめは泣いてばかり、ひこぼしは部屋に閉じこもってしまいました。ふびんに思った天帝は、頑張って働けば、年に1度だけ天の川を渡って会うことを許しました。

なぜ7月7日に会えることになったのかというと、中国で古くから伝わる陰陽五行論が関係しています。

中国では昔から奇数のことを陽の数字と考え、1月1日、3月3日など、奇数が2つ重なる日を節句といい、パワーが強い日と考えていました。そして、7月7日には「乞巧奠(きっこうでん・きこうでん)」といって、おりひめにあやかって裁縫技術が上達するようにお願いをし、神様にお供ものをするお祭りをしていました。これが奈良時代になると日本に伝わり、宮中行事となりました。その後、日本独自の行事と混ざり合って少しずつ変わり、今のような形になったと考えられています。

「七夕」はどうして願い事がかないやすくなるの?

「七夕」はどうして願い事がかないやすくなるの?
「七夕」はどうして願い事がかないやすくなるの?

「七夕」の原型となった「乞巧奠」は、裁縫技術が上達するようにと願う行事でした。そのため、7月7日は何かの願い事がかないやすい日になったと考えられます。7月7日は陽の数字である奇数が重なるため、エネルギーが強まっています。

ただ、短冊に書くだけで願い事がかなうわけではありません。願いをかなえるためには、守るべき5つのことがあります。その5つを紹介していきます!

「七夕」で守るべきこと1:願い事によって短冊の色を変える

「七夕」で守るべきこと1:願い事によって短冊の色を変える
「七夕」で守るべきこと1:願い事によって短冊の色を変える

街で見かける七夕飾りには、色とりどりの短冊が飾られていてとてもキレイですよね。この短冊ですが、実は使うべき色が決まっています。

童謡「たなばたさま」を思い出してください。その歌詞に、〜ごしきのたんざく わたしがかいた〜とありますよね。この歌詞から見ると、短冊には5色があるということがわかります。5色とは、中国の五行陰陽論にある、青(緑)、赤、黄色、白、黒(紫)の5色で、万物は木(青・緑)、火(赤)、土(黄)、金(白・銀)、水(黒・紫)の元素からなるという自然思想に由来します。

また、色は人間が正しく生きるための5つの徳をも意味しています。そのため、自分の願い事と、徳を表す色がマッチすべきとされています。簡単に示すと以下になります。

青・緑:人間力を高める→人間的な成長 赤:目上の人への感謝→両親の健康 黄:縁ある人からの信頼感を育む→人間関係・恋愛 白:義務や決まりを守る→悪習慣との縁切り 黒・紫:思いやりのある人から生まれる知恵→受験合格・学業成就・資格取得・昇進

上の5色から自分の願いに合う色の短冊を見つけ、願い事を書きましょう。短冊に書く機会がなければ、手帳やノートに書いてください。その時、お願い事にマッチする色のペンを使うといいでしょう!

「七夕」で守るべきこと2:願い事は、断言かつ大きな文字で

「七夕」で守るべきこと2:願い事は、断言かつ大きな文字で
「七夕」で守るべきこと2:願い事は、断言かつ大きな文字で

短冊に書かれたお願い事を見ると、「〇〇がほしい」「〇〇のようになれますように」と書かれたものを見つけます。これだと願い事がかなうエネルギーが弱まってしまいます。お願い事を書くときは、「私は〇〇します」と断言することがポイントです。

願い事を文章のように長々と書くのもやめましょう。なるべく短く簡潔にまとめてください。そして神様に届きやすいように、大きな文字で書くことも大切です。

「七夕」で守るべきこと3:願い事がかなったシーンを擬似体験

「七夕」で守るべきこと3:願い事がかなったシーンを擬似体験
「七夕」で守るべきこと3:願い事がかなったシーンを擬似体験

願い事が書き終わったら、その願い事がかなったシーンを具体的に想像してみましょう。あなたはどんな場所にいて、どんな人と一緒にいるのか?インテリアや香り、音、気持ちでいるのか、願いがなかったシーンを擬似体験するのです。そうすることで、願い事が具体的になり、引き寄せる力が強くなります。

「七夕」で守るべきこと4:神様へのお供えものを忘れずに

「七夕」で守るべきこと4:神様へのお供えものを忘れずに
「七夕」で守るべきこと4:神様へのお供えものを忘れずに

先ほどお話しした「乞巧奠」では、神様に捧げ物をしながらお願い事をしていました。それにならって、私たちもお供えをしましょう。そうめんやちらしずし、笹団子など、七夕と関係する食べ物を選ぶといいでしょう。

「七夕」で守るべきこと5:願い事を書いた短冊や紙はその日中に片付ける

「七夕」で守るべきこと5:願い事を書いた短冊や紙はその日中に片付ける
「七夕」で守るべきこと5:願い事を書いた短冊や紙はその日中に片付ける

昔から短冊を飾った笹の葉飾りを、その日のうちに川に流したり、燃やしたりする習慣がありました。これには、川に流すことで浄化されたり、燃やすことで煙になって天まで届くという意味があるのだと思います。

現代では川に流すことは環境保護の観点から考えるとあまり良くないかもしれません。もし燃やすのなら、火災にならないように充分に注意して行いましょう。ゴミとして処分する際は、願い事を書いた短冊を白い封筒や紙で包み、他のゴミとは別の袋に入れてください。

1年に1度、おりひめとひこぼしが出会える「七夕」の日。今年は晴天に恵まれ、2人が満点の星空の下で出会えるといいですね!

(水浦裕美)

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