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ヤザキリナさんのMy Better Roomポップ&カラフル、 彩り豊かな空間に グリーンをミックス。

  • 2023.7.6

もともとアトリエ用に借りた部屋を、そのまま自宅として使い始めたヤザキリナさん。30㎡ほどのワンルームには、個性豊かな雑貨がぎっしりと陳列されている。

模様替えを繰り返しながら生まれた、ヤザキさんワールド。パステルカラーとエッジの効いたモチーフが共存する独自の世界観は徐々に築き上げられていった。
「空間を作るために人の動線を考えたり、プロップのスタイリングの仕事をしているので、家では、パソコンで図面を引いたり、装飾で使うちょっとした小物の製作を行っています。1年前に作業部屋として借りたのですが、大きな窓や構造が気に入り、すぐに自宅を手放してこちらに移り住みました。両親の影響で、幼い頃からアメリカ雑貨に囲まれていたので、今でもポップでカラフルなものに惹かれます。学生時代は、バービー人形のパッケージやロゴに興味があり、たくさん集めて飾っていた時期もありました。なにかしら好きなものを部屋いっぱいに並べるのは、ずっと変わらないかもしれません。最近は、北欧のカラーが気分。そこに、〝蝶々〞や〝蓮の花〞といった中華っぽいテイストを織り交ぜています。絵は、人がモチーフになっているものに魅力を感じます」

「部屋は、常に自分の気分を上げられる場所にしておきたいです」とヤザキさん。綺麗に陳列されている様子はまるでセレクトショップのよう。
植物の隣に飾られているアーミー仕様のバービーとケン。

所狭しと置かれている花瓶や植物には、不思議と統一感がある。インテリアや家具は、どのように選んでいるのか。
「かわいいと思ったら買うスタンスなので、あらゆるお店をチェックしています。インスタグラムの広告で流れてきた情報をたどって、新しいショップや海外サイトに出合うこともよくあります。あとは、出張や旅行で遠方に出かけるときに、ヴィンテージ家具を取り扱っている場所をあらかじめリサーチして、一気に回ることも。この前も、京都でスツールをゲットしました。部屋づくりで一番気を付けているのは、全体の色合いのバランス。雰囲気が壊れないように、植物の鉢やイラストを入れている額縁にペイントしたり装飾を施して、自分でカスタマイズすることもあります。ロープライスで思い切りDIYできる〈IKEA〉で購入したアイテムも多いです。壁紙も何種類もストックしています。有機的な形にカットしてみたり、一面に張ったりして、いつも楽しんでいます」

水色の壁紙を張った玄関横のスペース。アクリルガッシュで着色したキャンバスを設置して、ポストカードを画鋲でとめている。
「コーナーごとになんとなくテーマを設けています」とヤザキさん。フラワーベースコレクションには、旅先で見つけた花瓶もあれば、ホームセンターで買ったものも。
仕事で使った板とガラ スのブロックを積み上げた即席棚は、スマートなサイズがぴったり。蝶々モチーフの小物の置き場に。
仕事で使った板とガラ スのブロックを積み上げた即席棚は、スマートなサイズがぴったり。蝶々モチーフの小物の置き場に。
「引っ越すときにたまたま管理会社の人にいただいたんです」という〈イトーキ〉のデスクが仕事場。BGM代わりに映画を流して作業するのが日常なのだとか。

ヤザキリナ 空間デザイナー

イベント会社に勤務後、4年前に独立。ファッションブランドのビジュアルのプロップデザインから、展示会やイベントの空間演出など、多岐にわたって活動。

photo : Yuka Uesawa text : Nico Araki

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